電動キックボードの利用の広がりを受け、国土交通省がインターネットで販売されている製品の安全性を調べたところ、6車種でブレーキの性能が低いなど基準に適合していないことがわかりました。国交省は製品名を公表し、基準に適合していない製品の使用を控えるよう呼び掛けています。
国交省はインターネットで販売されている電動キックボード81車種のうち、情報提供などから、安全性を定めた保安基準に適合していない恐れのある10車種の調査を行いました。
調査はそれぞれの製品を1台購入して行われ、その結果、6車種で基準に適合していないことがわかったということです。
国交省によりますと、6車種は「オールジャパン企画」、「Smacircle」、「MOBIーBIKE」、「FUGU」、「RICH BIT」、「COSWHEEL」のそれぞれ1車種です。
これらの製品では、ブレーキをかけてから止まるまでの距離が基準より長かったものや、駐車するためのスタンドがなかったり、段差を安定して走行できなかったりしたものがあったということです。
また、ウインカーやブレーキランプがなかったものや、ランプの明るさが基準を下回ったものもありました。
販売する会社では、購入者に電話して説明を行ったり、会社のホームページで使用しないよう呼び掛けたりするなどすでに対応を始めているということです。
国交省は会社に対し、車両の改修などを指導しているほか、ホームページで製品名を公表し、基準に適合していない製品の使用を控えるよう呼び掛けています。
2023年12月19日(火)
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