JA全農いわてが販売した岩手県産小麦の一つ「ナンブコムギ」から、食品衛生法の基準値を超える「カビ毒」が検出された問題で、岩手県花巻市のふるさと納税の返礼品にも対象の小麦が使われた食品があったことが7日、わかりました。
基準値を超えるカビ毒が検出された小麦が使われていたのは、花巻市のふるさと納税の返礼品の1つ、「花巻産南部小麦そうめん」です。
JA全農いわての発表を受けて花巻市は11月29日、この商品の発送を取りやめるとともに寄付の受付を停止しました。
しかし、7月14日以降に発送され、賞味期限が「2025年5月」と表示されているものが334件あり、市では食べるのを控えるよう寄付をした人にメールで呼び掛けています。
市は発送されていないぶんを含む合わせて357件、392万7000円の寄付金を返還することを決め、代替品の発送にも対応することにしています。
これまでのところ健康被害の情報は寄せられていないということです。
一方、宮城県石巻市は7日、9~10月に市内の小中学校でカビ毒が検出された小麦を使った給食が計3回提供されていたと発表しました。この給食は市内の21の小中学校に提供されましたが、健康被害は確認されていないとされています。
また、宮城県気仙沼市の小中学校の給食でも、カビ毒が検出された小麦を使ったせんべい汁が提供されていたことがわかりました。
2023年12月7日(木)
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