2024/01/29

🟧イオン、オアシスからツルハホールディングス株取得へ ドラッグストア業界の再編加速か

 イオンは29日、ドラッグストア大手のツルハホールディングスの株式取得について、香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」と独占的に交渉を始めると発表しました。イオンはすでにツルハ株の13・6%を保有する筆頭株主で、オアシスの保有分と合わせると20%を超えるとみられ、持ち分法適用会社とすれば、ドラッグストア業界の再編の契機となる可能性があります。

 オアシスもツルハ株の約13%を保有しています。イオンは「オアシスが保有するツルハ株を取得することが、ツルハとの関係の維持・強化につながる」と交渉の理由を説明しました。

 イオンは、売上高1兆円を超える業界1位のウエルシアホールディングスを傘下に持っており、業界再編にも前向きとされます。2位のツルハとは1995年に資本業務提携を結び連携を続けており、ウエルシアと合わせて売上高2兆円規模のドラッグストア連合が誕生する契機となりそうです。

 オアシスは物言う株主として知られ、ツルハの収益性が低いなどとして経営陣と対立。昨年8月のツルハの定時株主総会で取締役の交代を求めたものの、イオンなどの反対で否決されました。

 2024年1月29日(月)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟩認知症の原因物質、中高年のうつ発症と関連か 高い割合で脳に蓄積

 中高年で発症するうつ病などの気分障害に、認知症の原因とされる物質がかかわっている可能性があることがわかったと、量子科学技術研究開発機構(QST)と慶応大などのチームが9日、発表しました。近年の研究で、中高年以降に発症する気分障害の一部が認知症の前兆として現れる可能性が指摘され...