新型コロナウイルスの岐阜県の感染状況は、1月7日までの1週間で1医療機関当たりの平均患者数が15・23人と、全国の都道府県で最も多くなりました。
季節性インフルエンザの平均患者数も全国で3番目に多くなっており、岐阜県は「場面に応じた基本的な感染対策や体調管理をしてほしい」と呼び掛けています。
厚生労働省によりますと、1月7日までの1週間に全国の医療機関から報告された新型コロナの患者数は7週連続で前の週より増加し、1医療機関当たりの平均患者数は6・96人でした。
一方、岐阜県は1医療機関当たりの平均患者数が全国平均の2倍を超える15・23人で、昨年8月以来約5か月ぶりに全国の都道府県で最も多くなりました。
また、同じ期間のインフルエンザの平均患者数は20・82人と4週間ぶりに増加し、全国の都道府県では3番目に多くなっています。
古田肇知事は、新型コロナの変異型の状況について、全国と同様にオミクロン型の派生型「EG・5」系統が引き続き主流となっている一方、新変異型「JN・1」の増加傾向がみられるとし、「今後、感染力の強い危険因子が発生する可能性もあり、油断できない状況」と懸念を示しました。
岐阜県は、「コロナ禍以降、初めて行動制限のない年末年始となり感染が拡大したとみられる。重症化のリスクが高い高齢者と接する際はより慎重に対応するなど、場面に応じた基本的な感染対策や体調管理をしてほしい」としています。
また、12日夜に県庁で感染症対策の専門家会議を開き、感染状況の分析や今後の対策などを話し合うことにしています。
2024年1月13日(土)
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