流通大手のイオンは、子会社のドラッグストア最大手「ウエルシアホールディングス」と、株式の追加取得を検討しているドラッグストア大手「ツルハホールディングス」の経営統合について、検討していることを明らかにしました。
イオンは、札幌市に本社があるツルハホールディングスの株式を香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」から追加で取得する交渉を進めており、ファンド側からすべての株式を取得した場合には合わせて26%を超える大株主となり、持ち分法適用会社としてツルハが傘下に入る可能性もあります。
この交渉と並行する形で、イオンは、子会社のウエルシアホールディングスと、ツルハの経営統合について、検討していることを明らかにし、両社もそれぞれコメントを発表して、経営統合の可能性について検討しているとしています。
統合が実現した場合には、売り上げが2兆円規模となる巨大ドラッグストアが誕生することになります。
イオンは、「経営統合について決定された事実はないが、決定され次第、速やかに公表する」とコメントしています。
また、ツルハは、「決定した事実はない。決定され次第、速やかに公表する」とコメントしています。
ドラッグストア業界は、各社が買収を繰り返して規模を拡大してきました。2021年にはマツモトキヨシホールディングスとココカラファインが経営統合しました。イオンも業界再編の必要性を認めており、主導する形で経営統合を検討します。
2024年2月26日(月)
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