国内で「はしか」(麻疹)の感染報告が相次ぐ中、東京都内に住む20歳代の男性の感染が新たに確認されました。都内では、今年4人目の感染者となります。
東京都によりますと、「はしか」への感染が確認されたのは都内在住の20歳代の男性です。
男性は、3月10日に発熱やせき、それに目の充血などの症状が出たことから、医療機関を受診しましたが「はしか」とは診断されず、その後、発疹の症状も出たため、再度、医療機関を受診したところ、18日になって感染が確認されました。現在、男性は自宅で療養中で、快方に向かっているということです。
感染経路はわかっていませんが、男性は2月下旬に東南アジアから帰国し、3月10日の夜に新宿区内の飲食店を、12日の昼に千代田区内のファストフード店を利用していたということです。
「はしか」は空気感染で広がり、感染力が極めて強いため、都は男性が利用した飲食店などの情報をホームページで公開しています。
「はしか」を巡っては3月に入って、都内を訪れていた大阪市在住の20歳代の女性や、都内に住む5歳未満の男の子の感染が確認されていますが、都によりますと、感染経路はそれぞれ異なるとみられています。
今回の感染で、今年の都内の感染者数は4人となりました。
都は症状が疑われる場合は事前に医療機関に連絡した上で受診し、移動の際は公共交通機関の利用を控えるよう呼び掛けています。
2024年3月19日(火)
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