エーザイは27日、アメリカのバイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」について、韓国食品医薬品安全処(MFDS)から製造販売の承認を得たと発表しました。承認はアメリカ、日本、中国に続き4カ国目。
2024年10〜12月中の発売を見込んでいます。まずは保険外市場での発売を予定し、価格はアメリカと日本の薬価を踏まえてエーザイが決めます。
エーザイによると、韓国での65歳以上の認知症患者は2021年で約90万人と推計されます。認知症患者1人当たりの年間の平均介護費・医療費は2110万ウォン(約240万円)といいます。
レカネマブはアルツハイマー病の症状の進行を抑える効果を科学的に証明した世界で初めての薬で、早期のアルツハイマー型認知症患者を対象としており、臨床試験では症状悪化を27%抑える効果が認められました。
エーザイは、ヨーロッパ連合(EU)やイギリスなど13の国と地域で承認申請しています。
2024年5月27日(月)
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