新型コロナウイルスの全国の感染状況は、7月21日までの1週間では1つの定点医療機関当たりの平均患者数が13・62人で前の週の1・22倍となり、11週連続で増加しています。
厚生労働省は、「増加傾向が続いていて、これまでもお盆明けが感染拡大のピークだったことを踏まえると、今後も感染者が増えることが見込まれる」としています。
厚労省によりますと、7月21日までの1週間に全国約5000の定点医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から1万2262人増えて、6万7334人となりました。
また、1つの定点医療機関当たりの平均患者数は13・62人で、前の週の11・18人の1・22倍となりました。前の週から増加が続くのは11週連続となりました。
都道府県別では多い順に、佐賀県が31・08人、宮崎県が29・72人、鹿児島県が27・38人、熊本県が27・13人、大分県が24・02人、高知県が23・32人、長崎県が23・13人、沖縄県が22・06人、愛知県が20・82人などとなっていて、鹿児島県と沖縄県を除く45の都道府県で前の週より増加しています。38の府県では、注意報基準レベルである10人を超えています。
7月21日までの1週間に、全国約500の医療機関から報告された新たに入院した患者の数は3827人で、前の週と比べて744人の増加でした。
武見敬三厚労相は同日の閣議後会見で今夏の感染拡大について、「非常に警戒している」と話しました。
厚労省は全国の流行状況について、「増加傾向が続いており、これまでもお盆明けが感染拡大のピークだったことを踏まえると今後も感染者が増えることが見込まれる。部屋の換気やマスクの着用や手洗いなど感染対策を徹底してほしい」としています。
2024年7月26日(金)
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