総務省消防庁によりますと、9月9日から15日までの1週間に熱中症で病院に救急搬送された人は、全国で合わせて4157人で、前の1週間より1000人余り多くなり、2週連続で増加しました。
初診時の傷病程度別では、外来診療のみの軽症が2823人。短期間の入院が必要な中等症が1216人で、軽症と合わせて全体の97・2%を占めました。3週間以上の入院が必要な重症が79人、死亡が3人、その他が36人でした。
都道府県別の搬送者数は、大阪府が370人で最も多く、次いで東京都(317人)、埼玉県(259人)、兵庫県・福岡県(226人)、愛知県(205人)、千葉県(185人)などが続きました。
年代別では、65歳以上の高齢者が2195人と5割強を占めたほか、18歳以上65歳未満が1515人、7歳以上18歳未満が430人、7歳未満が17人でした。
熱中症の発生場所に関しては、住居(1136人)が最多で、道路(895人)、屋外の競技場や駐車場(630人)などとなっています。
総務省消防庁は、「引き続き暑さが見込まれるため、水分補給やエアコンの使用など熱中症への基本的な対策は今後も続けてほしい」と呼び掛けています。
2024年9月20日(金)
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