厚生労働省は27日、全国約5000カ所の定点医療機関から直近(9月16~22日)の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数が2万1400人だったと発表しました。1医療機関当たり4・35人(前週5・28人)で、前週比0・82倍。8月下旬以降、4週連続で減少しています。
都道府県別では、宮城県が6・97人(前週10・8人)となり、3週連続で最多。岩手県が6・71人(同10・11人)、新潟県が6・67人(同8・21人)、茨城県が6・66人(同7・5人)、千葉県が6・5人(同7・75人)と続いています。少なかったのは沖縄県2・04人、鹿児島県2・09人、佐賀県2・21人など。
東北地方では、ほかの地域よりも1医療機関当たりの患者数が多い状況が続いているものの、その数は減ってきています。
夏休み中に国内外に出掛けた人は多く、お盆明けに感染者が増えることも予想されましたが、結果的には前年同期に比べて大幅に少なく推移しました。
厚労省は、「流行していたウイルスに対する免疫を持った人が増えたことや、受診する人が減ったことが要因」とみており、「夏の流行はピークを越えた可能性が高い。例年、冬に再び増える傾向にあるので感染状況を注視していきたい」としています。
全国約500の定点医療機関から報告された新規入院患者数は1471人で、前週比0・80倍でした。
2024年9月28日(土)
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