子宮けいがんなどを防ぐHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの接種の機会を逃した人に対する「キャッチアップ接種」について、厚生労働省は初回の接種を11月末までに受ければ、期限内に間に合うという見解を自治体に示しました。
子宮けいがんなどを防ぐための「HPVワクチン」を巡っては、接種後に体の痛みを訴えた人が相次いだことなどから、厚労省が2013年に積極的な接種の呼び掛けを中止しましたが、2022年4月に有効性や安全性が確認できたとして、積極的な呼び掛けを再開しました。
厚労省は呼び掛けを中止していた期間に接種の機会を逃した女性に対し、無料で受けられる「キャッチアップ接種」を2025年の3月末を期限に実施しています。
接種は3回行う必要があり、これまで示されてきた標準的なスケジュールでは、すべてを終えるのに6カ月かかり初回の接種を9月末までに受ける必要があるとされてきました。
これに対し厚労省は4価と9価のワクチンの場合、接種スケジュールを最短4カ月に縮めることが可能で、初回の接種を11月末までに済ませれば、期限内に3回の接種をすべて終えられるという見解を9月下旬に市区町村などに示しました。
厚労省は、「接種の間隔が短くなっても健康上の問題はないので、まだ接種していない人はぜひ検討してほしい」と話しています。
2024年10月13日(日)
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