兵庫県西部に住む80歳代の男性がマダニが媒介するウイルスに感染して22日に死亡したことがわかり、兵庫県は草むらなどでマダニにかまれないよう注意を呼び掛けています。
県によりますと、10月17日、龍野健康福祉事務所管内(たつの市、宍粟市、太子町、佐用町)に住む80歳代の男性が発熱などの症状を訴えて医療機関で診察を受け、その後入院していましたが、22日、死亡しました。 検査の結果、男性は、マダニが媒介するウイルスによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染していたことがわかったということです。
男性にマダニにかまれた痕はなく直接の死因がこの感染症だったかどうかは調査中だということですが、潜伏期間は6日から2週間だということで、県は、かまれた痕が治った後に症状が出た可能性もあるとみています。
SFTSは、マダニが媒介し発熱や頭痛、下痢などの症状を起こす感染症で、致死率は10%から30%で、夏から秋にかけて発生数が増加するということです。
県疾病対策課は草むらややぶなどマダニが多く生息する場所に入る時には、長袖、長ズボンを着用し、足を完全に覆う靴をはいて肌の露出を少なくするなどの対策をとるよう呼び掛けています。
2024年10月23日(水)
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