元日から3日までに東京都内では高齢者が餅をのどに詰まらせて病院に搬送されるケースが相次いでいて、2人が死亡しました。
東京消防庁は餅を小さく切って食べやすい大きさにすることなど注意を呼び掛けています。
東京消防庁によりますと、今年の正月三が日、東京都内では73歳から84歳までの9人が餅をのどに詰まらせて病院に搬送されました。
このうち、いずれも自宅で餅を食べていた板橋区の70歳代の男性と練馬区の80歳代の男性の2人が亡くなったということです。
東京消防庁は、餅は小さく切って食べやすい大きさにし、急いで飲み込まずゆっくりとかんでから飲み込むこと、食べる前に水を飲んでのどを潤しておくこと、小さな子供や高齢者と一緒に食事をする際には、食べる様子を見守って注意を払うことなどを呼び掛けています。
また、万が一、のどに詰まってしまった場合は周りの人が背中を手のひらでたたいてはき出させるなど、応急手当ての方法も知っておいてほしいとしています。
一方、石川県内では正月三が日に餅をのどに詰まらせて病院に搬送された人が少なくとも4人(3日午後5時現在)いたことが、県内の消防への取材でわかりました。このうち能美市の80歳代男性は、搬送先の病院で死亡が確認されました。
能美市消防本部によると、1日午後1時ごろ、男性が餅をのどに詰まらせたと家族から119番がありました。男性は心肺停止の状態で病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
このほか、同日に同市の80歳代と90歳代の男性、白山市の80歳代男性が餅や雑煮をのどに詰まらせたとして病院に搬送されました。3人はいずれも、搬送時に意識はあったといいます。
消防は特に高齢者や子供が餅を食べる際は、小さく切った上でよくかむなど、十分注意するよう呼び掛けています。
のどに詰まらせた場合は、意識があれば胸かあごを支えてうつむかせた上で背中をたたいてはき出させるなどし、意識がなければすぐに心臓マッサージをするとともに救急車を呼んでほしいとしています。
2025年1月4日(土)
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