岩手県軽米(かるまい)町の養鶏場で鶏が相次いで死んでいるのが見付かり、詳しい検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されました。岩手県はこの養鶏場で飼育されている約5万羽の殺処分を進めています。県内での発生は今季2例目。
岩手県によりますと、4日午前、軽米町の養鶏場から「死ぬ鶏が増えている」と連絡があり、遺伝子検査を行った結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されたということです。
これを受けて、県は5日午前9時すぎから、この養鶏場で飼育されている約5万羽の処分を進めています。
また、養鶏場から半径3キロ以内を鶏や卵の移動を禁止する区域に、半径10キロ以内を区域外への出荷などを禁止する区域に指定しました。
対策本部会議に出席した達増(たっそ)拓也知事は、「県内の養鶏場の皆様には、消毒など衛生管理を徹底し、鳥に異常が確認された場合は早期通報を徹底してほしい。関係団体と連携して防疫措置を迅速に実施するとともに、県民に不安が生じないよう正確な情報発信に務める」と述べました。
2025年1月5日(日)
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