アメリカの調査会社のIQVIA日本法人は、2024年度の日本の医療用医薬品市場の売り上げが薬価ベースで前年比1%増の11兆4874億600万円になったと発表しました。4年連続の増加でした。統計の発表を始めた2005年度(7兆7471億円)の約1・5倍になり、最高額となりました。
薬効別売り上げでは抗がん剤領域が1位で、2位が糖尿病剤、3位が免疫抑制剤でした。ワクチン類の成長率が最も大きく、前年比43%増の3418億円でした。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンや小児用ワクチンが伸長しました。
製品別売り上げではがん免疫薬「キイトルーダ」が1位で、前年比16%増の1917億円でした。2位以下に抗凝固薬「リクシアナ」、がん免疫薬「オプジーボ」、アトピー性皮膚炎などの治療薬「デュピクセント」が続きました。
医薬情報担当者(MR)が販促活動をする製薬企業別の売上高ランキングは、1位が中外製薬(5343億円)、2位がイギリスのアストラゼネカ日本法人(5112億円)、3位が第一三共(4924億円)、4位がアメリカのメルク日本法人のMSD(4511億円)、5位が武田薬品工業(4278億円)でした。
2025年5月25日(日)
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