2025/07/10

🟪糖尿病患者は熱中症高リスク 名工大解析「早めの対策を」

 名古屋工業大の研究チームは8日、糖尿病患者は糖尿病でない人に比べて熱中症になるリスクが約1・4倍とする全国の保険診療の明細(レセプト)による解析結果を発表しました。熱中症の搬送件数が増加傾向にある中、効果的な対策立案に役立つとしています。

 糖尿病患者は発汗しづらく、体温調節機能が低下するため、熱中症になりやすいとされており、大規模解析によっても裏付けされた形。平田晃正教授(医用工学)は患者に対し、「暑く感じないという段階から、早めの対策をしてほしい」と呼び掛けています。

 チームは2016~2022年の全国の糖尿病患者約19万人と、比較のために地域や年齢などの条件をそろえた非糖尿病者約75万人のレセプトを解析しました。糖尿病患者は熱中症になるリスクが約1・4倍で、特に30歳代男性は約1・7倍でした。

 東京都や大阪府などの都市部では、最高気温が30度以下でも患者が熱中症になりやすい傾向がありました。また、北海道などの寒冷地域でもリスクが高く、糖尿病患者の場合、通常より暑さに慣れるのに時間がかかることが原因とみられます。

 2025年7月10日(木)

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