子供を中心に感染し、激しいせきが続く「百日せき」について、8月10日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数は3200人余りで、前の週より400人近く減ったものの、依然として高い水準が続いている。
百日せきは激しいせきが続く細菌性の感染症で、乳児が感染すると重症化して死亡する恐れもある。
国立健康危機管理研究機構によると、8月10日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数は、前の週より388人少ない3211人となった。
都道府県別にみると、東京都で276人、埼玉県で222人、群馬県で210人、愛知県で172人、茨城県で164人、神奈川県で162人、千葉県で150人などとなっている。
また、今年これまでの累計の患者数は6万4467人となった。
今シーズンは患者数の増加に伴い乳児が重症化したり死亡したりするケースが出ているほか、これまで治療に使われてきた抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染するケースも各地で報告されている
日本小児科学会は、生後2カ月を迎えたら速やかに定期接種のワクチンを接種するなど、重症化リスクの高い乳児への対策を呼び掛けている。
2025年8月19日(火)
0 件のコメント:
コメントを投稿