2025/12/25

🟥茨城県城里町の養鶏場で鳥インフルエンザの感染確認 今季最大の97万羽の殺処分を開始

 茨城県は25日、城里町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)の感染を確認したと発表した。飼育されている採卵鶏97万羽を殺処分する予定で、今季では全国最大規模となる。養鶏場での鳥インフルエンザ発生は同県では今季初。全国では10例目で、殺処分対象数は計約365万羽に膨らんだ。

 県によると、養鶏場から24日午前に「鶏がまとまって死んでいる」と家畜保健衛生所に通報があった。県が10羽を簡易検査したところ、すべて陽性と判明し、遺伝子検査の結果、25日朝に感染が確認された。

 鳥インフルエンザが大流行した2022年秋から2023年春のシーズンには、26道県で84例が確認された。殺処分数は過去最多の約1771万羽に上り、卵不足による価格高騰は「エッグショック」と呼ばれた。

 今季も卵の価格は高騰しており、JA全農たまごが25日発表した鶏卵の卸値は1キロ当たりの基準値(Mサイズ、東京地区)で345円となった。2023年3~6月に記録した最高値350円に迫る水準で、今年11月18日から同じ金額で高止まりが続いている。

 2025年12月25日(木)

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