日本人の妊婦76万人分のデータを分析したところ、妊娠前の体重が標準より少ないと低体重の赤ちゃんが産まれるリスクが1・6倍高くなっていたとする研究結果を、国立成育医療研究センターなどのグループがまとめた。
国立成育医療研究センター社会医学研究部の森崎菜穂部長などのグループは、2024年までに発表された30余りの論文から日本人の妊婦およそ76万人分のデータを抽出し、妊娠前の体重と出産との関係を分析した。
その結果、妊娠前にBMIが18・5未満のやせていた女性から産まれた赤ちゃんの体重は標準的な体重の女性からの場合と比べて平均で115グラム少なく、▽体重2500グラム未満の「低出生体重児」が産まれるリスクは1・61倍、▽早産のリスクも1・23倍高くなっていたということである。
低体重で産まれた赤ちゃんは、心臓病や生活習慣病のリスクが高くなるとする報告もある。
妊娠前の体重と出産との関係を調べた研究は国内外にあるが、グループによると日本人女性を対象にした大規模な研究は今回が初めてだということである。
研究グループの森崎部長は、「特に若い世代はやせているのがいいことだという意識が強く、20代から30代の日本人女性のおよそ2割は『やせ』とされている。赤ちゃんの健康に影響しかねないので、妊娠を希望する場合は適正な体重を保つよう心掛けてほしい」と話していた。
2026年2月12日(木)
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