さいたま市中央区にある埼玉県立小児医療センターで、昨年、白血病の患者3人が抗がん剤の投与を受けた後、歩行困難などの神経症状が出て、このうち1人が死亡していたことがわかった。その後の調査で、患者からは本来治療に使用される抗がん剤とは別の薬液が検出されたということで、病院が経緯を詳しく調べている。
埼玉県立小児医療センターによると、昨年1月から10月までのおよそ9カ月間に、10歳未満の男の子1人と10代の男性2人の合わせて3人の白血病の患者が、抗がん剤を注射する治療を受けた後、歩行が難しくなるなど神経症状が出たということである。
昨年10月22日に治療を受けた10代の男性は、翌日から太ももの痛みなどを発症し、今年2月5日に亡くなった。残りの2人は重い後遺症で、意識不明の重体だということである。
病院が昨年11月に調査対策委員会を立ち上げ、患者から採取した髄液を分析したところ、本来治療では使用しない別の薬液が検出され、この薬液が神経症状が出た原因となった可能性が高いとしている。
病院は別の薬液が検出された経緯などついてさらに詳しく調べるとともに、事件と事故の両面の可能性があるとして警察にも届け出たということである。
2026年3月11日(水)
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