2022/08/16

🇸🇷慢性腎(じん)不全

緩やかに進行して腎不全となる疾患

慢性腎(じん)不全とは、何カ月、あるいは何年かの経過を経て、次第に腎不全となる疾患。

腎不全は、腎臓の機能が極端に低下して、正常な体の調節機能が働かなくなった状態をいいます。この腎不全がさらに進行して、消化器系や心臓血管系、あるいは神経系にいろいろな症状が出てくる状態を尿毒症といいます。

慢性腎不全の原因として最も多いのは、慢性腎炎からくるものです。そのほか、慢性腎盂(じんう)腎炎、腎硬化症、嚢胞(のうほう)腎、腎結核、糖尿病など代謝障害による腎臓障害、全身性エリテマトーデスなど膠原(こうげん)病によるものもあります。これらの疾患では、長い期間をかけて悪化が進み、末期になると、腎不全を起こしてきます。

症状として、初めは薄い尿がたくさん出る傾向があります。悪化して末期になると、1日400ミリ以下となり、尿毒症の症状が現れます。尿毒症になると、心不全のような心臓血管系の合併症で死亡する場合もあります。

慢性腎不全の検査と診断と治療

慢性腎不全でも、血液中の尿素窒素の値が比較的低く、特に高血圧がなければ、対症療法だけで自覚症状なしに生活できます。

しかし、尿素窒素の量が増え、食事療法や薬物療法でも尿毒症の症状が解消されない時には、早めに透析療法を行うほうが安全です。透析を嫌がってタイミングを逃がすと、まれに死亡することもあります。

食事療法では、蛋白(たんぱく)質を厳重に制限し、糖質と脂肪で十分なエネルギーを摂取します。蛋白質を制限するのは、蛋白質の代謝産物である尿素窒素やクレアチニンなどが体内に蓄積されないようにするためです。具体的には、体重1キログラム当たり1日0・5グラムの蛋白質の量とします。1日の総エネルギーは、2000キロカロリーを目安とします。

食塩は1日8グラムぐらいとし、高血圧やむくみの程度が強ければ、3グラム以下とします。また、カリウムを多く含んだ果物、野菜、生ジュースなどは、控えるようにします。

人工透析療法で主流を占めるのが血液透析で、人工腎臓といわれる透析装置を用いて、血液を浄化する方法です。まず発症者の動脈から血液を体の外に導き出し、透析装置の中に送って、ここできれいにされた血液を静脈に戻します。

透析装置の原理は、小さな穴の開いている薄いセロハン膜を境として、一方から血液、他方から透析液が流されて、血液からは尿素窒素やクレアチニンなどの代謝物質やそのほかの有害物質が透析液に入り、逆に透析液からはブドウ糖や栄養物が血液に入って、発症者の血液が浄化されます。

血液透析を行うには、安定した体外循環を確保する必要があります。動脈と静脈を吻合(ふんごう)して、内シャントと呼ばれる処置を行う必要があります。普通は左手前腕にこれを作り、この部位に2本の穿刺(せんし)針を刺して透析を行います。人工血管を体外に留置する外シャントと呼ばれる処置を行う方法もあります。

血液透析は一般的に、1回3~5時間、週2~3回の透析時間を必要とします。透析を始めて間もなくは、吐き気、嘔吐(おうと)、頭痛、血圧変動などの不均衡症候群で悩まされることもあります。食事や水分の摂取の制限など、厳しい自己管理も要求されます。

通常は中心的なセンター病院と、入院設備を持たない地域透析施設のサテライトとで協力し合って、治療を行っています。安定した状態の時は、日常生活に便利なサテライトで治療が行えるシステムになっています。

近年は、連続携行式腹膜透析法(CAPD)も行われています。あらかじめ腹腔(ふくくう)内に腹膜透析用の管を入れて固定し、プラスチックバッグに入った透析液を、この管で腹腔内に注入して血液を浄化します。体外の装置ではなく、自身の腹膜を透析膜として利用する手法のため自宅でできますが、一般的には、1日3〜4回、透析液の注入、交換が必要です。

頻繁な通院から解放されるという利点がありますが、腹腔に異物を留置することから腹膜炎の原因になることがあります。このため、若年者が長期に渡って腹膜透析を用いることは、奨励されていません。また、腎不全のために人工透析を長期に渡って受けている人は、腎臓がんになるリスクが上がることが知られています。腎臓がんの定期検査を受けることが、推奨されています。

腎臓移植は、肉親などから2つある腎臓の1つをもらったり、死亡した人の腎臓をもらって、これを発症者に移植し、血管や尿管をつないで腎臓の代用にするものです。移植には、死後間もない腎臓ほど移植成績がよいことから、脳死を巡る論争や、脳死と臓器提供を巡る訴訟問題などが起こり、近年は移植例が減少してきています。

しかし、長期間に渡る透析を必要とする若い人の腎不全では、人工透析よりも腎臓移植が勧められます。

🇸🇪慢性じんましん

大小の赤いはれが繰り返し現れ、かゆみを伴う皮膚病

慢性じんましんとは、蚊に刺されたような大小の赤いはれが繰り返し生じ、かゆみを伴う皮膚病。はれを膨疹(ぼうしん)と呼びます。

この慢性じんましんは、体のどこかに毎日赤いはれができていて、一年くらい続く続くものです。急激に全身の皮膚にできて数日で治るものは、急性じんましんです。

原因としては、肌が服などにこすれる機械的刺激、食べ物、温熱、寒冷、日光、薬剤、内臓の疾患などさまざまです、時には疲労や精神的な影響によるものもあります。機械的刺激が原因で生じやすいのは、ベルトやブラジャーなどの下です。食べ物で原因となりやすいのは、サバなどの背の青い魚、貝類、エビ、カニ、卵、牛乳、チーズ、そば、チョコレート、ナッツ類などが挙げられます。合成着色料、保存料、食肉に含まれる抗生物質などの食品添加物も、原因となります。

アレルギー性のものは、多くはありません。原因の不明なものは、少なくありません、

慢性じんましんの症状としては、蚊に刺されたような大小さまざまな膨疹が突然できて、徐々に拡大していきます。1個1個の膨疹は数時間で消えますが、違う部分からまた新たな膨疹が出てきたりします。かゆみがあるため手で膨疹をかくと、どんどん拡大します。目の中や唇にできることもあり、夏に発症することが多い傾向があります。

膨疹は皮膚や粘膜のやや深い部分にできる水膨れで、血管の中を流れている血液の液体成分が血管の外にあふれ出てくるために発生します。目には見えませんが、血管には小さい穴がたくさん開いており、この穴が何らかの原因で大きくなると、血液の液体成分が漏れて血管の外に出てきます。穴より大きな赤血球や白血球は漏れません。

この血管の穴を大きくするものの一つに、ヒスタミンという物質があります。ヒスタミンはまた、神経を刺激して、かゆみを起こします。じんましんのほとんどは、このヒスタミンかそれに似た物質によって起こされています。

ヒスタミンは体の中では、主に肥満細胞(マスト細胞)の中に蓄えられており、アレルギー反応の結果として肥満細胞から出てくる場合と、そうでない場合があります。アレルギー反応による場合は、原因となる食べ物などの抗原に対するIgE(免疫グロブリンE)と呼ばれる抗体がまず肥満細胞にくっつき、そこに抗原がさらにくっつくと、肥満細胞がヒスタミンを放出します。アレルギー反応によらない場合は、物理的刺激などその他の原因で肥満細胞がヒスタミンを放出します。

最も危険なじんましんは、喉頭浮腫(こうとうふしゅ)といって、気管の入り口の粘膜がはれるタイプです。急に起こると、一気に窒息してしまうこともあります。気管支の粘膜がはれると、ぜんそくの症状が出ます。また、腸の粘膜がはれると、下痢、腹痛、嘔吐(おうと)などの腹部の症状が出ます。これらの症状が出た場合は、じんましんが体の内部の粘膜にも出ているという印です。その程度が強い場合には、血液の成分がたくさん血管外に漏れ出ており、循環している血液量が減り、ショック状態となる場合があります。

慢性じんましんの検査と診断と治療

皮膚科の医師による慢性じんましんの治療は、原因を早く発見して、それを避けるようにすることが基本となります。 原因を探るには、どんな時にどんな症状が出たか、医師に詳しく伝えることが必要です。

最も手軽で一般的なのは、血液検査で特定のものに対するIgE抗体を調べる検査です。これが高いものは、じんましんの原因である可能性が高くなります。ヒスタミン遊離テストは少し進めて、原因のものが本当に肥満細胞からヒスタミンを出すかどうかを血液を培養して調べるものです。皮内注射によるテストはさらに進んで、直接皮膚に疑わしいものを入れて、じんましんが出るかどうかを確かめる検査です。

皮膚をボールペンの頭などでこするとみみずばれができることを皮膚描記症といい、機械的じんましんの診断となります。1カ月以上長引いたり、繰り返す慢性じんましんの場合は、肝機能や血沈、CRPなどの炎症反応を調べて、慢性の感染症や膠原(こうげん)病などが隠れていないかどうかチェックします。

急性じんましんでは、原因があってから1時間以内に出ることが多いので、その直前に何を食べたか、何をしたか、何を触ったか、どこに行ったかなどを考えると原因に思い当たることがあります。2回、3回と繰り返し起こってきたら、原因がより確信できます。しかし残念ながら、原因がわからないことが大半。また、同じ原因があっても、必ずしも毎回じんましんが出るとは限りません。体調の悪い時、特に下痢をしている時などに出やすくなります。

原因不明の慢性じんましんの一部は、自分自身の体のどこかの部分に対して、アレルギー反応を起こしているのではないかと考えられています。

もし、原因がわかりましたら、再発を防ぐために可能な限りそれを避けることです。軽いじんましんは、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の内服で消えます。眠くなることがありますが、数日間飲んだほうがよいでしょう。最近開発されたものは、眠気が少なくなっています。

薬剤の効果は、個人差があります。通常1~3日飲んで効果のない薬は効果が期待できませんので、内服剤の変更が必要です。急性じんましんは、効果のある内服剤で1~2週間でよくなります。それ以上続く慢性じんましんは、できない薬剤と量を見付け、徐々に減らしながらやめるようにします。治療に抵抗するようなら、原因を見付ける検査などをする必要があります。妊娠早期では、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の内服には注意が必要です。

ひどいじんましんは、強力ネオミノファーゲンシー(強ミノ)やステロイドの注射をします。危険なじんましんの場合は、直ちに点滴で水分を補給し、ボスミン、ステロイドなどの注射をします。アナフィラキシーを起こしてしまった場合は、緊急処置としてエピネフリンの自己注射(エピペン)を行います。

かゆい時はできるだけかかないで、冷やすなどして我慢します。温まると、じんましんはひどくなります。子供の場合は、多くは自然に起こらなくなりますので、特に原因が見当たらなくてもあまり心配いりません。

🇪🇸慢性膵炎

膵臓が硬くなり膵液の分泌が障害される疾患

慢性膵炎(すいえん)とは、長期間に渡る炎症によって、膵臓の細胞が徐々に破壊されていく疾患。炎症が進行すると、繊維化や石灰化が起こって膵臓が硬くなり、膵液の分泌が障害されます。

膵臓は胃の後ろに位置する消化腺(せん)であり、直径15センチ、重さ100グラムほどとサイズこそ小さいですが、外分泌と内分泌という二つのホルモン分泌を行う機能があります。

外分泌機能は、消化液である膵液を分泌して十二指腸へ送り込み、食物の消化、吸収を助けるもの。膵液には、炭水化物を分解するアミラーゼ、蛋白(たんぱく)質を分解するトリプシン、脂肪を分解するリパーゼといった消化酵素が含まれています。

一方、インシュリン(インスリン)やグルカゴンなどのホルモンを分泌して、血糖値を調節するのが内分泌機能です。インシュリンは血糖値を下げ、グルカゴンは血糖値を高くします。

慢性膵炎では、膵臓の炎症が長期間繰り返されることによって、膵臓の細胞が次第に破壊されるに従って、外分泌機能と内分泌機能が少しずつ低下し、消化不良を起こしたり糖尿病を招くなど、全身状態に大きな影響を及ぼすようになります。

50~60歳代に起こりやすく、男女比は2対1と男性に多い点が、慢性膵炎の特徴です。1999年に医療機関を受診した慢性膵炎患者の数は42000人で、人口10万人当たり33.2人と推定され、2002年に医療機関を受診した慢性膵炎患者の数は45200人で、人口10万人当たり35.5人と推定されています。

原因のほとんどは、アルコールの過剰摂取と、胆石や胆のう炎といった胆道の疾患で起こっています。

とりわけ、大量飲酒の習慣がある人に発症するケースが大半で、原因の50パーセント以上を占めています。近年では、アルコールの消費量の増加に伴って、発症者のうち大量飲酒者が占める割合は、ますます高くなってきています。中年以降の男性で、10年以上に渡って大量飲酒を続けている人は、要注意。

ただし、アルコールの過剰摂取だけで慢性膵炎が引き起こされるというわけではなく、食生活などのほかの要因も絡み合って発症すると考えられています。また、原因不明の突発性のケースも約30パーセントを占め、近年、注目されている自己免疫異常による膵炎も中に含まれます。

いったん発症すると、長期に渡って少しずつ進行し続けるため、疾患の早期と後期では症状がかなり異なります。

早期に最も多くみられる症状は腹痛です。急性膵炎の腹痛は激痛となるのに対して、慢性膵炎では鈍痛が特徴です。大抵の場合、背部痛を伴います。これらの痛みは頑固で持続性ですが、間欠的に生じるものもあり、程度も軽度なものから重度のものまで人によりさまざまです。

痛みは、油分の多い食事の後や、飲酒後に比較的起こりやすい傾向がみられます。しかし、特に誘因がなく突然起こることもあり、まれには全く痛みのない慢性膵炎も存在します。

このほか、吐き気や嘔吐(おうと)、上腹部の重苦しさ、腹部の膨満感、食欲不振、全身倦怠(けんたい)感などや、黄疸(おうだん)が現れることもあります。

こうした症状は、外分泌機能の障害の程度が軽い時期に起こりやすいもので、病気が進行するにつれて腹痛はあまりみられなくなり、外分泌機能の低下に起因する消化吸収障害によって、便中に脂肪がそのまま出る脂肪性下痢や、体重減少が生じてきます。

また、膵臓のランゲルハンス島と呼ばれ、内分泌機能にかかわる細胞群にも病変が及ぶと、血糖値を調整するインシュリンやグルカゴンなどのホルモンが十分に分泌されなくなって、口渇、多飲、多尿といった膵性糖尿病の症状を招くようになります。

血糖値がうまくコントロールされなくなるため、意識の混濁や昏睡(こんすい)がみられることもあります。まれに、症状が急激に悪化して、重症の急性膵炎と同じようにショック状態に陥ったり、腎(じん)不全や心不全などを起すケースもみられます。

慢性膵炎の検査と診断と治療

慢性膵炎の診断のためには、血液中や尿中に流出したアミラーゼを始めとする消化酵素の量の測定、膵外分泌機能検査(セクレチン試験)、膵内分泌機能検査、画像検査などが行われます。

一般に、膵臓に炎症が起こると、血中アミラーゼの値は上昇します。しかし、慢性膵炎では、急性膵炎に比べると上昇の度合いが顕著ではなく、腹痛を起していても異常値を示さない場合があります。そのため、血中アミラーゼの検査値だけで、慢性膵炎と確定することはできません。

尿検査では、膵液に含まれている消化酵素を分解するPFDという試薬を飲んで、分解産物のPABA(パラアミノ安息香酸)が尿中に排出された量を測定します。これはPFD(BT-PABA)試験と呼ばれる検査で、膵臓の外分泌機能の状態がおおよそわかります。

確定診断のためには、腹部超音波検査、CT検査、ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管撮影)検査といった画像診断が不可欠です。

超音波検査やCT検査では、膵臓の形や、膵臓にできる結石である膵石の有無なども調べることができます。

ERCP検査は、膵管に造影剤を注入し、内視鏡で膵管の状態を調べるものです。口から挿入した内視鏡を、胃から十二指腸の入り口部分まで送り込み、そこから膵臓内へ進めます。膵管の狭窄(きょうさく)や拡張といった形状の変化、分岐した膵管の異常などを、はっきりと捕らえることができます。

最近は、MRCP(磁気共鳴胆道膵管造影)検査も行われるようになってきました。MRI(磁気共鳴映像法)検査による画像を利用するもので、造影剤や内視鏡を使わずに胆のうや膵管の状態を観察できるので、患者の肉体的負担が少なくてすみます。

このような画像検査によって、膵臓の状態に変化や異常がみられる場合、慢性膵炎と診断されます。

なお、慢性膵炎の中には、腫瘤(しゅりゅう)形成型慢性膵炎という特殊なタイプがあり、この病気が疑われる時は、膵がんとの鑑別が重要になります。体外から穿刺針を刺して膵臓の組織を少量採取し、顕微鏡で調べる膵生検などによって鑑別が行われます。

慢性膵炎は病変の広がり具合によって症状が異なるので、それぞれの病状に応じた治療が行われます。また、いったん破壊された膵臓組織の回復は望めないため、炎症を抑えたり、病気の進行を防いで、残された機能を温存することが、治療の主眼となります。

腹痛が持続する場合は、鎮痛剤や鎮痙(けい)剤などを使用します。また、消化酵素剤や膵酵素阻害剤の経口投与も、軽症の場合には有効です。腹痛が激しい時は、急性膵炎と同様、絶飲と絶食、点滴による栄養補給、膵酵素阻害剤の投与などが行われます。

腹痛が現れている時はもちろん、痛みが治まって病状が落ち着いている時期も、禁酒を守り、食事からの脂肪の摂取量を控えめにする必要があります。

同時に、症状の再発を防ぐために薬物療法も行われます。薬物療法では、フェニペントール製剤や抗コリン剤などが用いられます。

フェニペントール製剤は、外分泌の機能障害によって低下した消化、吸収の働きを補う効果がみられます。抗コリン剤は、胃酸や膵液の分泌を抑制することによって膵臓の安静を保つとともに、膵管内圧を低下させて、膵液の流れを改善する作用があります。このほか、胃酸分泌抑制剤、H2受容体拮抗(きっこう)剤などが用いられるケースもみられます。

薬物療法の効果を上げるためには、慢性膵炎を引き起こした原因を取り除くことが大切です。特に、アルコールの摂取は病気の経過を大きく左右するので、必ず禁酒を守らなければなりません。

病気が進行して合併症が生じた場合は、それらに対する治療も必要になります。最も多くみられる合併症は、糖尿病です。慢性膵炎では、外分泌機能の低下による消化吸収障害から体重減少や栄養不良を招くケースが多いため、通常の糖尿病の治療のように食事制限を行うことが困難です。そこで、通常の糖尿病で使用される経口糖尿病薬ではなく、一般にインシュリン注射による治療が主体となります。

慢性膵炎に起因する膵性糖尿病では、低血糖による昏睡などからの生命の危険を招く場合があるので、医師の指導の下、血糖値をきちんとコントロールすることが必要です。

慢性膵炎では、内科的治療が基本となりますが、腹痛などが薬物療法で軽減しない場合や、胆道、及び十二指腸の狭窄や閉塞(へいそく)、膵臓の内部や外部に袋ができる膵のう胞を伴うケース、膵がんとの鑑別が困難なケースなどでは、手術が適応されることがあります。

例えば、膵液の流れが滞り、膵管が拡張して痛みが軽減しないといった場合は、膵管を途中から十二指腸へつなぐ吻合(ふんごう)術が行われます。膵石があるケースでは、体外から衝撃波を当てて石を細かく砕く体外衝撃波結石破砕法(ESWL)や、内視鏡治療などによって治療します。

慢性膵炎は、発症原因によって経過が大きく異なってきます。アルコールによるケース以外の慢性膵炎の場合は、原因を取り除いたり、食生活を改善すれば仕事を続けることもできます。

アルコールが原因の場合は、飲酒が習慣になっている人が多いため、治療によって症状が治まっても、再び飲酒をして再発を繰り返すケースが少なくありません。

慢性膵炎は、直接死に至る病気ではありませんが、仕事や家庭での生活の質(QOL)を著しく低下させることもあるので、決して侮ることはできません。発症したら、日常生活の自己管理を徹底し、定期的に検査を受けて合併症の早期発見、早期治療に努めることが大切です。

膵臓の安静を図り、症状を改善するためには、食事療法も重要な治療の一つです。病状に応じて、適切な食品と摂取量を選択し、栄養状態を良好に保つことが必要で、禁酒が原則です。

蛋白質の多い食品は膵液の分泌を高めるため、症状が著しい時は摂取量を厳重に制限します。回復するに従って、白身魚や豆腐といった良質の蛋白質食品から摂取を開始し、膵臓の機能回復を図ります。糖質の摂取量も、少しずつ増やします。

軟らかく煮込んだ野菜料理や、ビタミンCの豊富な果物は、積極的に取るようにします。

高脂血症は膵炎の誘因となることがあるので、動物性脂肪は控えめに取り、1日の摂取エネルギーに注意して標準体重を維持するようにします。また、糖尿病などの合併症がある場合は、病状に応じて摂取エネルギーを調整することが大切です。

🇪🇸慢性頭痛

慢性頭痛とは、頭部などに異常がないにもかかわらず、ストレスなどが関係して痛みが起こる頭痛をいいます。機能性頭痛とも呼ばれていて、発生頻度が高く、慢性的に痛みが起こる人は日本に3000万人程度いるだろうと推定されています。

慢性頭痛の代表は、緊張性頭痛、片頭痛、群発頭痛です。緊張性頭痛は、頭や首周りの筋肉の凝りや緊張から起こります。片頭痛と群発頭痛は、頭の血管の拡張によって神経が刺激されて起こります。

いずれの頭痛も、時々寝込んでしまうほど辛(つら)い症状の人もいれば、日常生活に支障がほとんどない人もいて、痛みの程度はさまざまです。

🇪🇸慢性精巣上体炎(慢性副睾丸炎)

精巣に付着している精巣上体に、慢性的な炎症が生じている疾患

慢性精巣上体炎とは、男性の陰嚢(いんのう)内に左右各1個あって卵形をしている精巣の上面、および後面に付着している精巣上体に、慢性的な炎症が生じている疾患。慢性副睾丸(こうがん)炎とも呼ばれます。

精巣上体、すなわち副睾丸は、精巣から出た精子を運ぶ精管が精巣、すなわち睾丸のすぐ近くで膨れている部分に相当します。精管はこの精巣上体から、精嚢腺(せいのうせん)と前立腺につながり、そこで分泌された精液と一緒になって尿道に出ていくのが、射精です。

慢性精巣上体炎は、急性精巣上体炎の局所症状が完全に消えないで慢性症に移る場合が多いのですが、初めから慢性あるいは潜行性に起こることもあります。また、外傷が誘因となって起こることもあります。さらに、結核菌による炎症など特殊な菌による感染で炎症が長引く場合とがあります。

尿道炎や前立腺(せん)炎を起こした時に、大腸菌などの一般細菌や、クラミジア、淋菌(りんきん)などの性感染症菌が尿道や前立腺から精巣上体に逆流し、炎症を起こすのが急性精巣上体炎であり、この治療が不十分であると、細菌が精巣上体の中にこもってしまい、慢性的精巣上体炎を生じると考えられます。

結核性の場合は、肺結核から尿に結核菌の感染が移行して引き起こされます。尿路性器結核の部分現象として発症するので、睾丸を除く前性器が侵されていることが多く、尿路結核を合併することがしばしばあります。20~30歳代に多い疾患です。

慢性精巣上体炎では、全身症状は乏しく、陰嚢内の違和感や不快感、鈍い痛みが長期に渡って続きます。陰嚢に触ると、精巣上体に硬いしこりを感じます。発熱、急激なはれ、激しい痛みなどは伴いません。結核性の場合も、精巣上体が数珠状に硬くはれ、鈍い痛みが続きます。

慢性精巣上体炎の検査と診断と治療

激しい症状がないので放置してしまう場合もみられますすが、徐々に悪化してしまったり、他の疾患が見付かったりすることもありますので、泌尿器科の専門医を受診します。

医師の側はまず、尿中の白血球や細菌の検査をします。しかし、慢性精巣上体炎では細菌を検出することが難しい場合も多く、原因菌の特定ができないことがあります。細菌が検出されない場合は、結核性を疑って特殊な検査で尿中の結核菌の有無を調べますが、結核菌が検出されずに、手術で精巣上体を摘出した結果、結核感染が証明されることもあります。

また、慢性前立腺炎などの慢性尿路感染や、前立腺肥大症などの他の疾患を合併している場合もあるので、腎臓(じんぞう)、膀胱(ぼうこう)、前立腺など他の尿路に異常がないかどうか検査します。

治療においては、抗生剤の投与では効果が得られない場合が多いため、消炎鎮痛剤などの痛みと炎症を抑える薬を長期間投与します。不快な痛みが続く場合は、精巣上体を摘出することもあります。

結核性の場合は、他の尿路にも結核菌の感染を起こしている可能性があり、結核菌が臓器の奥深くに潜んでいることも多いので、半年以上の長期間、抗結核剤を投与します。イソニアジド(イスコチン)とリファンピシン(リファジン)に、ストレプトマイシンまたはエサンブトールを組み合わせた治療が標準的です。それでも改善しなければ、精巣上体だけを摘出する手術、あるいは精巣上体を含めて精管、精嚢(せいのう)、前立腺まで摘出する根治手術を行うこともあります。

後遺症として、精巣上体部の精子通過障害をもたらすことがあります。精巣にも炎症が波及し、両側性であれば男性不妊につながることもあります。

💅ボーズライン(爪甲横溝)

つめの甲を横に走る溝状の変化

ボーズラインとは、つめの甲を横に走る水平の溝や波打った溝ができる状態。爪甲横溝(そうこうおうこう)、コルゲーテッドネイルとも呼ばれます。

つめに横溝ができるのは、つめの発育を抑えるような障害がつめを作り出す爪母に作用するためで、その障害の強さや期間によって深さや幅が変わってきます。非常に障害が強く加わると深くなり、期間が長くなると幅が広くなります。

初めに、爪半月(つめはんげつ)の外側の当たりに横溝が現れ、つめの発育とともに先端に移動して行きます。この横溝は爪母に障害が加わってできるものですから、現れるのは障害が加わってから数週間後です。現在できている横溝の位置から、いつごろ障害が起こったのか推測することは簡単です。また、1本のつめに横溝が2~3本同時に見られる場合は、正常な期間をおいて繰り返し障害が加わったと考えらます。

もしも、つめの横溝ができる原因が全身性疾患によるのものであるなら、すべてのつめの同じ場所に変化が見られます。一部のつめの変化の時は、爪母近くの皮膚の病変の影響が考えられます。 また、つめの根元にけがをしたり、マニキュアや薬剤によって爪母を傷付けた時に変化が見られることもあり、この時はつめの甲が凸凹になる場合もあります。

つめの横溝が生じる原因となる全身性疾患としては、急性熱性疾患のほか、尿毒症、糖尿病、ビタミンA欠乏症、低カルシウム血症、亜鉛欠乏症などの慢性疾患が挙げられます。皮膚の疾患としては、湿疹(しっしん)、皮膚炎、円形脱毛症、乾癬(かんせん)などが挙げられます。

さまざま原因がある中で、最も多いのは高熱で発病して、1~2週間で治るチフス、猩紅(しょうこう)熱などの感染症や、中毒の場合です。慢性疾患では代謝異常による疾患が多く、疾患が一時的に悪化した後に現れ、溝は浅く幅が広いのを特徴とします。

皮膚の疾患で最も多いのは、手の湿疹。手の湿疹の大部分は水仕事の多い主婦によくみられて、治りにくい慢性的な湿疹であり、つめの周辺の病変が急激に悪化して爪母にまで広がった場合に、横溝が生じます。これと同様な症状で、化膿(かのう)性爪囲炎(ひょうそう)やカンジタ菌による爪囲炎の時にも生じ、いずれもつめ周辺の疾患が治れば自然に消えて行きます。円形脱毛症や乾癬の時には、点状の凹みと同様に横溝も現れることがあります。

また、レイノー症状に伴って、横溝が現れることもあります。手が冷たい水や風に触れた時に、指が白くなる現象がレイノー症状であり、若い女性に多くみられて、指の小さな動脈が一時的に狭くなって血液が流れにくくなるために起こります。指先に血液が行かなくなると、つめの発育の障害になり、それが強く起こると横溝が現れます。何度も繰り返してレイノー症状が起こると、一枚のつめに何本もの横溝ができることもあります。

ボーズラインの検査と診断と治療

つめに横向きの溝ができるボーズラインは、一時的に爪母が障害されたために起こる場合がほとんどです。つめが形成される時期に体に何か異常があったということを示しているもので、現在の異常な状態を示すものではありません。過去、数週間から数カ月前に起こった異常の結果を見ているというわけなので、あまり気にしなくてもよいと思われます。

すべてのつめに変化が見られる全身性の慢性疾患があれば、その治療を行います。一部のつめの変化がみられる皮膚の疾患があれば、その治療を行います。

🇲🇭ボーダーライン

対人関係や情緒の不安定、衝動性に特徴を持つ人格障害

ボーダーラインとは、思春期または成人期に生じる人格障害。境界性人格障害、境界型人格障害、境界性パーソナリティー障害、境界例などと呼称されることもあります。

もともとは精神分析治療の場から生まれてきた概念で、当初は神経症と精神病の中間領域にある病態を指していましたが、次第に概念が明確になり、1980年代に入ってから一般的な診断の対象として普及してきた障害です。

疫学調査では人口の1~2パーセント程度にボーダーラインが存在するといわれ、最近は増加傾向にあります。ほかの人格障害と比べても発症者が多く、決して珍しい障害ではありません。男性よりも女性に多く、年齢は20~30歳代がピークになります。これには、女性ホルモンの影響による気分変動の起こりやすさが関係していると考えられています。なお、年齢を重ねると、状態は落ち着いていく傾向が認められます。

原因としては、遺伝的要因と環境的要因の相互作用により現れてくると推定されています。遺伝的要因には先天的な脳の脆弱(ぜいじゃく)性、環境的な要因には幼少期の身体的虐待、性的虐待、過干渉、機能不全家庭などの経験があります。

ボーダーラインの人の特徴として、慢性的抑うつ感、空虚感、情緒不安定性、対人関係の不安定さ、衝動性などが挙げられ、現れる症状はさまざまです。一定の感情を保持することが難しいため、元気でいたかと思うと急に落ち込みます。怒りに対する耐性が低いこともあって、対人関係は非常に不安定で、衝動に駆られて激しい怒りを身近な人にぶつけたり、ほめていた相手を急にこき下ろしたりします。

また、愛する人や大事な人に見捨てられるという不安を絶えず抱えていて、 不安感を解決させるために、自我の内部で自己の評価を上げることもあります。対人関係の不安定さを回避しようと、引きこもりのような状態になることもあります。窃盗や万引き、過度の買い物などで、不安感を消そうとする行動に出る場合もあります。手首を切る、大量服薬するなどの自殺企図も、多々みられます。

アメリカ精神医学会による診断基準DSM−IV(「精神障害のための診断と統計のマニュアル」第4版)の診断基準では、ボーダーラインは以下9項目のうち5つ以上を満たすこととなっています。

1、見捨てられ不安。2、理想化とこき下ろしに特徴付けられる不安定な対人関係。3、不安定な自己像または自己感にみられる同一性の障害。4、自己を傷付ける可能性のある衝動性。5、自殺企図。6、感情不安定。7、慢性的な空虚感。8、怒りの制御の困難。9、一過性の妄想様観念または解離性症状。

ボーダーラインの検査と診断と治療

ボーダーライン(境界性人格障害)の症状が自分に該当する場合は、早めに信頼できる治療者を見付け、治療を継続していくことが大切となります。まずは、治りたいという気持ちを持つことが必要で、自分自身が変わりたいと思わないと治療はうまくいきません。周囲の人が無理やり受診させても治療がうまくいかないことが多く、通院も続きません。

医師による診断では、発症者の状態、成長過程での変化などをみていきます。家族に立ち会ってもらったり、心理テストを行ったりすることもあります。また、発症者自身が障害とその治療について勉強することも大切です。医師や薬への依存だけでは根本的に回復しないということを理解し、しっかりと治療への動機付けを行う、治療目標を設定する、最低限のルールを決めるといったことが必要になります。対人関係の面で医療スタッフと衝突することもあり、あらかじめルールを決めることで、できないことをはっきりさせ、発症者の欲求のままの行動や治療の混乱を防ぎます。不適切な行動がみられた場合は、やむなく治療の中断や入院治療へ切り替わることなどがあります。

ボーダーラインの治療には数年、あるいはそれ以上の長期間を必要としますが、今日では外来通院や、デイケアなどの中間施設の利用、および短期の入院が治療の主流で、長期の入院治療は重篤な症例を除き行われなくなってきています。一般に、30歳を過ぎると社会適応は改善する場合が少なくなく、この年齢まで自殺を予防し、生存を確保することが、治療上重要とされます。

ボーダーラインの実際の治療では、精神分析的精神療法、認知行動療法などの精神療法を主体とし、薬物療法が併用されます。不眠や不安、急激な怒りなどを薬によってある程度抑えることはできますが、向精神病薬はあまり効きません。あくまでも、精神療法が治療の柱となります。

精神療法では、心の内面を探り、問題の在りかと解決策を探ります。自分の気持ちをコントロールし、もっと楽に人間関係を築けるようにすることが目的です。まずは、治療の具体的な目標を定めます。ここでは、学校に行く、仕事に就くといった具体的な行動を定めることが大切です。

そして、なぜ問題行動が起こるのか、問題行動によって不安や恐怖から逃れることができたのかどうか、を本人に考えてもらいます。その時の気持ちを自分の言葉で表すことで結果を振り返り、問題行動が何も解決しないということを認識します。また、よい自分、悪い自分、大人の自分、幼い自分など、どんな自分も本人の大切な一部であると考えられるようにします。そのことで、ほどほどの感覚が身に着き、自分を受け入れられるようになります。

病院での精神療法は、週1回程度、1回につき30分~1時間程度かけるのが一般的です。精神分析的精神療法は性格の育て直しや自己洞察のために、行動療法やリミット・セッティングは行動を変えていくために、認知療法は物の考え方を変えるために、グループ精神療法は人間関係の改善のために行われ、人によっては大変有効ながら、有効でない人も少なくありません。最近では、認知行動療法を修正した弁証法的行動療法(DBT)が、自殺や衝動行為の制御に有効性が高いという報告もあります。

うつ、感情のコントロールの悪さ、気分の変動、不安、衝動の強さ、不眠といった症状を和らげるために、対症的に薬物療法が用いられることは少なくありません。実際、9割以上の人は、薬による治療を受けているといわれています。薬の種類や量は、発症者の状態によって異なります。薬には副作用がありますので、必ず医師の指示どおりに服用します。

抗精神病薬は、 焦燥感や怒りの感情を静める効果があり、衝動性を抑えるのに役立ちます。代表的なものにリスペリドン、オランザピン、クエチアピン、ペロスピロンなどがあります。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)は、シナプス内のセロトニン濃度を選択的に上げる薬で、うつがある時に使用されます。代表的なものにフルボキサミン、パロキセチン、セルトラリンなどがあります。抗けいれん薬も、衝動性の抑制のためにしばしば使用されます。

生活の仕切り直しを目的に、短期の入院治療も行われます。自傷行為や自殺企図などの問題行動が激しい時、うつなどがひどくて治療に通えない時、暴力などで家族の負担が重い時、発症者自身に休息が必要な時などに入院治療が適応になります。病院に押し込めるというイメージがありますが、発症者だけでなく家族にとっても入院が望ましいこともあるので、肯定的に捕らえるようにします。入院生活では、定期的に医師の診察を受け、薬の調整などを行って生活します。状態がよくなれば、医師や本人、家族と相談して退院を考えます。退院後のことも、入院中にしっかりと話しておきます。

家族が積極的に治療に関わることで、治療の結果も異なります。発症者と家族が一緒に面接を受ける、発症者と家族がそれぞれ面接を受ける、数家族が集まって行うグループミーティングに参加するなど、家族が治療に関わることでよい結果が生まれやすくなります。家族も現状を理解し、対応を見直すことで、発症者と程よい距離を保ち、発症者本人にとって良い環境を作ってあげることが大切です。

発症者が社会復帰を図るためには、病院やクリニックなどで行われるデイケアなどの社会療法も、有効な手段と考えられています。発症者が対人関係でトラブルを抱えるのは、適切な社会的行動が取れていないからです。発症者が集い、一緒にさまざまな活動をすることによって、実社会に戻る練習ができます。ある程度落ち着いてきたら、デイケアの利用も考えられます。

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