2022/11/16

🟧新型コロナ、東京都の新規感染1万114人 2日連続1万人超

 東京都が16日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は、1万114人でした。15日に続き、1日当たりの新規感染者数が1万人を超えました。前週水曜日の9012人よりも1102人多く、12日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

 東京都の直近1週間の感染者の平均は8020・9人で、前の週(6453・3人)と比べて124・3%となっています。

 新規感染者1万114人のうち、1496人は医療機関を受診せずに自主検査などで陽性と判明し、都の「陽性者登録センター」に登録した患者です。

 新規感染者の年代別は40歳代が1725人で最多。65歳以上の高齢者は1012人でした。

 2471人が入院していて、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、15日から3人減って23人でした。

 重症者用の病床使用率は15日から0・8ポイント上がって12・9%、全体の病床使用率は1・3ポイント上がって43・7%でした。

 また、50歳代から100歳以上の男女6人の死亡が確認されています。

 東京都の累計は感染者338万2473人、死者6077人となりました。

 2022年11月16日(水)

🟧全国で新たに10万7186人が新型コロナ感染 2日連続で10万人を超える

 新型コロナウイルスの国内感染者は16日、新たに10万7186人が確認されました。前週の同じ曜日(9日)より約2万人増え、2日連続で10万人を超えました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で23人、大阪府で7人、東京都で7人、愛媛県で5人、青森県で5人、岐阜県で4人、沖縄県で4人、岡山県で3人、岩手県で3人、栃木県で3人、神奈川県で3人、静岡県で3人、鳥取県で3人、京都府で2人、奈良県で2人、富山県で2人、熊本県で2人、秋田県で2人、群馬県で2人、茨城県で2人、香川県で2人、三重県で1人、佐賀県1人、兵庫県で1人、埼玉県で1人、大分県で1人、宮城県で1人、宮崎県で1人、山形県で1人、広島県で1人、滋賀県で1人、石川県で1人の合わせて111人、累計で4万7826人となっています。

 都道府県別でみると、最も新規感染者が多かったのは北海道で1万1112人。2日連続で過去最多を更新しました。2番目は東京都の1万114人で、2日連続で1万人を超えました。次いで愛知県6841人、神奈川県6516人、埼玉県5440人、大阪府4754人、千葉県3886人、長野県3821人、広島県3461人、宮城県3341人、兵庫県3202人と続きました。

 新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、16日時点で263人となっています。重症者の数は15日と比べて、6人増えました。

 一方、厚生労働省は16日、大阪府内で新たに4754人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は222万3906人となりました。

 また、7人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6668人となっています。重症者は、15日から変わらず26人です。

 長野県は16日、新型コロナウイルスの感染者が、新たに3821人確認されたと発表しました。1日当たりの感染者は8月19日の3649人を上回り、過去最多を更新しました。死者の発表は2人でした。

 長野県内の感染者数は計27万1847人、死者は395人となりました。

 2022年11月16日(水)

🟧オミクロン型の変異ウイルス 「BQ・1・1」、埼玉県内で初確認

 アメリカやヨーロッパを中心に感染者の報告が増えてきているオミクロン型の新たな変異ウイルス「BQ・1・1」が、埼玉県内で初めて確認されました。

 埼玉県の大野元裕知事は、15日の記者会見で、感染者を対象にしたゲノム解析の結果、「BQ・1・1」の感染者が9日に初めて確認されたと明らかにしました。最初の感染者は40歳代の男性。また、10日にも20歳代の女性の感染がわかりました。

 「BQ・1・1」はアメリカやヨーロッパで報告が増えてきているウイルスで、県によりますと、これまでに東京都などでも確認されていますが、埼玉県で確認されたのは初めてだということです。

 いずれも海外への渡航歴はなく異なる地域に住んでいて、感染経路もわからないことなどから、県は市中感染とみています。

 2人とも症状は軽く、すでに回復しているということです。

 また、感染者増を受け、中等症、軽症者向けの病床について、1170床を確保する現在の「フェーズ3」の段階から、28日に「フェーズ4」(1530床)に移行することも表明しました。

 このほか県は、さいたま市など県内4カ所に設置する新型コロナワクチンの大規模接種会場で、12月12~14日に高校3年の生徒専用の接種日を設けると発表。前回接種から3カ月が経過した生徒が対象で計3000人分のワクチンを準備します。

 2022年11月16日(水)

🟧中国・広州市で新型コロナ封鎖に住民が抗議活動 警察が高圧放水で鎮圧

 中国南部の広東省では14日、新型コロナウイルスの厳しい感染対策に対して住民の大規模な抗議活動が起きました。習近平指導部が、行動制限などを伴う「ゼロコロナ」政策を継続する方針を示す中、住民の不満が表面化した形です。

 香港メディアによりますと、大規模な抗議活動が起きたのは広東省広州市中心部南方の海珠区で、ロイター通信が配信した映像では14日夜、大勢の住民が、外出を制限するためのバリケードをなぎ倒しながら「封鎖を解除しろ」などと抗議の声を上げる様子が映されています。警察が高圧放水で鎮圧を図り、けが人も出ているといいます。

 海珠区では10月下旬から新型コロナの感染が広がり、地区によっては2週間以上にわたって外出制限が続いています。

 マスコミの取材に応じた住民は、厳しい措置のため、病気になっても病院に行けなくなったり、生活物資が届かなかったりしていたと話しており、住民の不満が蓄積していたとみられます。

 14日に抗議活動を起こした人の多くは、ほかの省から来た出稼ぎ労働者とみられ、地元政府は出身地に送り返すなどの対応をとっているということで、15日は外出制限がとられている地区から住民とみられる人たちを乗せた大型バスが次々と出発していく様子が確認できました。

 人口約1880万人の広州市では、14日の新規感染者数が5124人と過去最高になりました。

 2022年11月16日(水)

2022/11/15

🟧東京都、1万1196人の新型コロナ感染確認 1万人超は9月14日以来

 東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1万1196人確認したと発表しました。1日当たりの感染者数が1万人を超えるのは、9月14日以来で約2カ月ぶり。前週の同じ曜日(8日)より2531人多くなっています。

 感染が確認された70歳代から90歳代の7人の死亡も発表されました。

 15日までの1週間の感染状況をみると、1日当たりの感染者数は7863・4人で前週(6072・4人)の129・5%となりました。

 15日の新規感染者を年代別でみると、40歳代の1869人が最多で、次いで30歳代1778人、20歳代1765人、50歳代1563人など。重症化しやすいとされる65歳以上は1206人でした。

 病床使用率は42・4%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日から5人増えて26人でした。

 東京都の累計の感染者数は337万3855人となり、累計の死者数は6071人になりました。

 都内の新型コロナの新規感染者数が1万人を超えたことについて、東京都の小池百合子知事は都庁内で記者団に対し、「第7波ではピークが4万人という時期もあった。先手先手でこれまでの知見を生かしながら準備を重ねてきていて、フォローアップや発熱相談などの体制は整えている」と述べました。

 その上で「皆さん自身を守るという観点から、インフルエンザも含めて、ワクチンの接種をできるだけ早く行うことを勧める。基本的な感染予防を進めてほしい」と呼び掛けました。

 2022年11月15日(火)

🟧世界の人口80億人に到達、インドやアフリカで増加が顕著に 2050年代には100億人に

 国連は11月15日(日本時間)、世界の人口が80億人に達したと発表しました。約25億人だった1950年から3倍以上に増加しました。

 世界の人口は、平均寿命の伸びや母子の死亡率の低下を背景に増加を続けており、この12年で約10億人増えています。人口の増加はインドやアフリカ諸国などで著しく、来年にはインドが中国を上回り、世界で最も人口が多くなるとみられています。

 また、今後2050年までに増える世界の人口の半数以上は、アフリカのサハラ砂漠以南の国々になる見通しだということです。

 一方で、日本を含む61の国や地域では、出生率の低下などから2050年までにそれぞれ人口が1%以上減少すると、予測されています。

 世界全体の人口増加のペースも徐々に鈍っていて、2080年代に約104億人のピークを迎えたあとは、減少に転じる可能性があるとみられています。

 国連の経済社会局は、人口が急速に増加している国では若者の教育や就労機会の確保が必要だとする反面、人口の増加が見込めない国では少子高齢化などに備える必要があると指摘しています。

 国連は、今後2050年までに人口が大幅に増加する国として、インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、エジプト、フィリピン、タンザニアの8カ国を挙げています。

 こうした国々で大幅な人口の増加が見込まれる要因として、国連は平均寿命が伸びる一方で、乳幼児などの死亡率が低下していることを挙げています。

 一方で、急速な人口の増加や高い出生率が続くことについて、国連の経済社会局は、子供たちへの教育が追い付かず、社会の発展を妨げる恐れがあるとしています。

 その上で、ジェンダー(社会的・文化的につくられる性別)の平等などを推進することで、高すぎる出生率をより安定したレベルに移行させることが可能になるとしています。

 インドの現在の人口は約14億人。インド政府は1950年代以降、人口を抑制するため、夫婦の子供を2人までとすることなどを目標にした政策を展開し、避妊手術なども行われましたが、現在は国としての厳格な制限はありません。人口は最近毎年1%増えていて、当面は人口の増加が続くとみられ、2050年には16億人を超えるという推計も出ています。

 人口増加の波はアフリカにも押し寄せていて、国連によりますと2022年のアフリカの人口は14億人余りと、世界全体の約18%ですが、2050年までには24億人を超え、世界の人口の4人に1人がアフリカの人々になると予測されています。

 2022年11月15日(火)

🟧中国の主要都市で新型コロナ感染者が最多更新 全土は1万6072人

 中国の首都北京市を含む複数の主要都市は14日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新したと発表しました。当局には市民の生活や経済活動への影響を考慮しつつ感染拡大を迅速に抑え込むよう圧力が強まっています。

 国家衛生健康委員会が報告した中国全土の新規感染者は1万6072人で、前日の1万4761人から増え、4月25日以来の高水準を付けました。

 北京市の新規感染者は407人、南西部の重慶市は2297人、南部の広東省広州市は4065人、中部の河南省鄭州市は2981人となり、それぞれ過去最多を更新した。

 国家衛生健康委員会は11日に、新型コロナウイルス感染対策を一部緩和したばかり。市民の生活への影響を和らげるため、予防管理措置を「適正化」すると説明しました。

 しかし、「適正化」すると発表したにもかかわらず、外出制限で病院搬送が間に合わずに妊婦が流産したり、ロックダウン(都市封鎖)が行われたりするなど、地方政府による過剰な対応が続き、インターネットには当局を批判する投稿が相次ぐ事態になっています。

 南西部の重慶市内の区政府は14日、妊婦が流産した事案について調査を始めたと発表。アメリカ政府系のラジオ自由アジア(RFA)などによると、感染対策で外出が制限された地区に暮らす妊婦が12日、体調不良を訴えて管理者に車の手配を依頼したものの、搬送まで4時間を要し、流産したといいます。

 東北部の黒竜江省鉄力市では、13日から3日間、事実上のロックダウンに入りました。12日に感染者が1人見付かったため、約23万人の住民にPCR検査時以外の外出を禁じ、タクシーやバスの運行も停止しています。

 2022年11月15日(火)

🟧春節による移動で日本への影響懸念 中国で拡大の「ヒトメタニューモウイルス感染症」

 呼吸器感染症の「ヒトメタニューモウイルス(hMPV)感染症」は、国内外で例年患者報告がある疾患で、風邪に似た軽い症状ですむことが多いものの、人によっては重症化リスクを伴います。ワクチンや特効薬が存在しないのも特徴です。流行が伝えられる中国では1月28日から春節(旧正月)に伴う...