2022/11/17

🟧東京都、新型コロナ警戒レベル引き上げ 約1カ月半ぶり上から2番目

 東京都は17日、新型コロナウイルスの感染状況を4段階で判断する警戒レベルを「感染が再拡大している」として上から2番目へと1段階引き上げました。上から2番目は10月6日以来、約1カ月半ぶり。都内の新規感染者数は15日に2カ月ぶりに1万人を上回るなど増加しており、警戒と対策強化を呼び掛けます。

 17日のモニタリング会議では、「(感染)第8波の入り口に差し掛かっているとも考えられる」との指摘も上がりました。都は感染状況の警戒レベルを引き上げた一方、医療提供体制の警戒レベルは「体制強化の準備が必要な状況である」として、下から2番目を維持しました。

 ただ、入院患者数は1週間前より435人多い2471人で、4週連続で増加しています。

 また、都は、新型コロナとインフルエンザの同時流行で患者数は最多で9万3000人になることを想定し、発熱外来のひっ迫を防ぐため、陽性者登録センターの1日の受け付けを8000人から約4万人に増やすことや、年末年始の診療や小児科の発熱診療を対象に協力金を支給すること、臨時のオンライン発熱診療センターを設置する方針などを明らかにしました。

 都内の新規感染者は15日から2日連続で1万人を超え、1週間平均も3週連続で増加しています。東京都の小池百合子知事は「この冬は季節性インフルエンザの同時流行も懸念されている」と述べ、「まさに今が、踏ん張りどころだ。ワクチンは唯一の攻めの手段で、一刻も早く接種するよう呼び掛けたい」と述べ、都民に協力を求めました。

 2022年11月17日(木)

🟧新型コロナ、全国で9万3005人感染確認 前週比1万4503人増

 厚生労働省は17日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに9万3005人確認されたと発表しました。前週の木曜日と比べて1万4503人増え、前週の同じ曜日より増えるのは13日連続です。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で23人、千葉県で7人、大阪府で7人、愛知県で7人、埼玉県で6人、広島県で6人、東京都で6人、栃木県で6人、福岡県で6人、新潟県で5人、福島県で5人、岐阜県で4人、岡山県で4人、島根県で4人、佐賀県で3人、山形県で3人、岩手県で3人、茨城県で3人、兵庫県で2人、奈良県で2人、宮城県で2人、山口県で2人、神奈川県で2人、群馬県で2人、長野県で2人、青森県で2人、三重県で1人、京都府で1人、山梨県で1人、愛媛県で1人、滋賀県で1人、熊本県で1人、石川県で1人、秋田県で1人、鳥取県で1人の合わせて133人、累計で4万7959人となっています。

 都道府県の新規感染者は、多い順に東京都9755人、北海道9536人、神奈川県6128人、愛知県5511人、埼玉県4990人、大阪府4126人、千葉県3472人、宮城県3194人、長野県3108人となっています。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、17日時点で258人となっています。重症者の数は、16日と比べて5人減りました。

 一方、厚生労働省は17日、大阪府内で新たに4126人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。新規感染者の数は前週木曜日と比べて約350人増え、4日連続で前週の同じ曜日を上回っています。新規感染者が4000人を超えるのは3日連続。

 これで、大阪府内の感染者の累計は222万8032人となりました。

 また、7人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6675人となっています。重症者は16日から変わらず26人。

 2022年11月17日(木)

🟧新型コロナ感染後の子供64人が「小児多系統炎症性症候群」を発症 心臓など複数の臓器に炎症

 新型コロナウイルスに感染した子供のうち、全国で少なくとも64人が感染から数週間後に心臓の働きなどが悪くなる「小児多系統炎症性症候群(MIS−C=ミスシー)」と診断されていたことが自治医科大学附属病院などの調査でわかりました。

 小児多系統炎症性症候群は新型コロナに感染した子供にまれにみられ、感染の2週間から6週間後に心臓など複数の臓器の働きが悪くなるなどして、ヨーロッパやアメリカでは死亡するケースも報告されています。

 これについて、自治医科大学附属病院の小児科医のグループなどが全国の約2000の医療機関を対象に、今年の夏から行った調査の結果がまとまりました。

 それによりますと、国内ではこれまでに子供が死亡したケースはないものの、「小児多系統炎症性症候群」と診断された子供は全国で少なくとも64人に上ることがわかったということです。

 調査を行った自治医科大学附属病院小児科の松原大輔医師は「新型コロナの感染拡大がこのまま続くと、『小児多系統炎症性症候群』も少しずつ増える可能性がある」と話しています。

 アメリカの疾病対策センター(CDC)によりますと、「小児多系統炎症性症候群(MIS−C=ミスシー)」は新型コロナウイルスに感染した子供などにみられ、心臓や肺、消化器系統など複数の臓器に炎症が起きることが知られています。

 症状は発熱のほか、腹痛、目の充血、下痢やおう吐などで、重症化すると心臓の働きが低下し、死亡するケースもあるとしています。

 アメリカでは一昨年から今年10月末までに9073人が「小児多系統炎症性症候群」と診断され、このうち74人が死亡しているということです。

 日本小児科学会などによりますと、これまでに国内での死亡例はないものの、今年に入り子供の感染が増えてからは、各地の医療機関で「小児多系統炎症性症候群」と診断される症例が目立つようになったということです。

 このため新型コロナに感染した子供の体調に異変が起きた際は「小児多系統炎症性症候群」かどうか、早期に診断した上で、専門的な治療を始められるかが重要になります。

 栃木県内に住む当時11歳の男の子は新型コロナウイルスに感染してから約1カ月後に「小児多系統炎症性症候群」と診断されました。

 男の子の父親によりますと、当初、原因不明の高熱やおう吐、目の痛みなどを訴えたため、小児科や眼科などを受診したものの原因がわからず、その後、大学病院で専門医から「小児多系統炎症性症候群」と診断されました。

 男の子は一時は心臓の働きも悪くなったということですが、入院して治療を受けて回復し、経過観察になっているということです。

 全国的に新型コロナウイルスが急拡大して第8波に入ったとされ、感染者が増える中、小児多系統炎症性症候群は注目される「子供の病気」です。

 2022年11月17日(木)

🟧北海道で2日連続過去最多を更新 新型コロナ新規感染者1万1112人

 16日、北海道内では新たに1万1112人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1日の発表としては15日に続いて過去最多を更新しました。また、合わせて23人の死亡が発表されました。

 16日、北海道内で発表された新規感染者数は、道が5078人、札幌市が4456人、旭川市が818人、函館市が567人、小樽市が193人の、合わせて1万1112人となっています。

 このうち道が発表した感染者数は医療機関の所在地別にみますと、石狩地方が688人、十勝地方が510人、空知地方が508人、胆振地方が494人、オホーツク地方が462人、釧路地方が298人、上川地方が203人、それに、後志地方が182人、渡島地方が148人、日高地方が133人、根室地方が91人、宗谷地方が87人、留萌地方が61人、桧山地方が35人、道の陽性者登録センターが1178人となっています。

 1日の発表としては札幌市で2日続けて過去最多となり、道内全体でも15日の1万906人に続いて1万人を超え、過去最多を更新しました。

 また、道内の感染者数は先週水曜日に比べても1567人増え、感染が急速に拡大しています。

 一方、これまでに感染が確認されていた人のうち、道が100歳代の女性1人、90歳代の男女3人、70歳代の男女2人、年代と性別が非公表の3人、札幌市が90歳代の男女4人、80歳代の男女6人、70歳代の男性1人、旭川市が90歳以上の女性1人と60歳代の男性1人、函館市が年代と性別が非公表の1人の死亡を発表し、道内で発表された死者数は合わせて23人となりました。

 これで道内の感染者は札幌市の延べ41万5373人を含む、延べ95万5623人となり、亡くなった人は2961人となりました。

 2022年11月17日(木)

2022/11/16

🟧新型コロナ、東京都の新規感染1万114人 2日連続1万人超

 東京都が16日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は、1万114人でした。15日に続き、1日当たりの新規感染者数が1万人を超えました。前週水曜日の9012人よりも1102人多く、12日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

 東京都の直近1週間の感染者の平均は8020・9人で、前の週(6453・3人)と比べて124・3%となっています。

 新規感染者1万114人のうち、1496人は医療機関を受診せずに自主検査などで陽性と判明し、都の「陽性者登録センター」に登録した患者です。

 新規感染者の年代別は40歳代が1725人で最多。65歳以上の高齢者は1012人でした。

 2471人が入院していて、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、15日から3人減って23人でした。

 重症者用の病床使用率は15日から0・8ポイント上がって12・9%、全体の病床使用率は1・3ポイント上がって43・7%でした。

 また、50歳代から100歳以上の男女6人の死亡が確認されています。

 東京都の累計は感染者338万2473人、死者6077人となりました。

 2022年11月16日(水)

🟧全国で新たに10万7186人が新型コロナ感染 2日連続で10万人を超える

 新型コロナウイルスの国内感染者は16日、新たに10万7186人が確認されました。前週の同じ曜日(9日)より約2万人増え、2日連続で10万人を超えました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で23人、大阪府で7人、東京都で7人、愛媛県で5人、青森県で5人、岐阜県で4人、沖縄県で4人、岡山県で3人、岩手県で3人、栃木県で3人、神奈川県で3人、静岡県で3人、鳥取県で3人、京都府で2人、奈良県で2人、富山県で2人、熊本県で2人、秋田県で2人、群馬県で2人、茨城県で2人、香川県で2人、三重県で1人、佐賀県1人、兵庫県で1人、埼玉県で1人、大分県で1人、宮城県で1人、宮崎県で1人、山形県で1人、広島県で1人、滋賀県で1人、石川県で1人の合わせて111人、累計で4万7826人となっています。

 都道府県別でみると、最も新規感染者が多かったのは北海道で1万1112人。2日連続で過去最多を更新しました。2番目は東京都の1万114人で、2日連続で1万人を超えました。次いで愛知県6841人、神奈川県6516人、埼玉県5440人、大阪府4754人、千葉県3886人、長野県3821人、広島県3461人、宮城県3341人、兵庫県3202人と続きました。

 新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、16日時点で263人となっています。重症者の数は15日と比べて、6人増えました。

 一方、厚生労働省は16日、大阪府内で新たに4754人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は222万3906人となりました。

 また、7人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6668人となっています。重症者は、15日から変わらず26人です。

 長野県は16日、新型コロナウイルスの感染者が、新たに3821人確認されたと発表しました。1日当たりの感染者は8月19日の3649人を上回り、過去最多を更新しました。死者の発表は2人でした。

 長野県内の感染者数は計27万1847人、死者は395人となりました。

 2022年11月16日(水)

🟧オミクロン型の変異ウイルス 「BQ・1・1」、埼玉県内で初確認

 アメリカやヨーロッパを中心に感染者の報告が増えてきているオミクロン型の新たな変異ウイルス「BQ・1・1」が、埼玉県内で初めて確認されました。

 埼玉県の大野元裕知事は、15日の記者会見で、感染者を対象にしたゲノム解析の結果、「BQ・1・1」の感染者が9日に初めて確認されたと明らかにしました。最初の感染者は40歳代の男性。また、10日にも20歳代の女性の感染がわかりました。

 「BQ・1・1」はアメリカやヨーロッパで報告が増えてきているウイルスで、県によりますと、これまでに東京都などでも確認されていますが、埼玉県で確認されたのは初めてだということです。

 いずれも海外への渡航歴はなく異なる地域に住んでいて、感染経路もわからないことなどから、県は市中感染とみています。

 2人とも症状は軽く、すでに回復しているということです。

 また、感染者増を受け、中等症、軽症者向けの病床について、1170床を確保する現在の「フェーズ3」の段階から、28日に「フェーズ4」(1530床)に移行することも表明しました。

 このほか県は、さいたま市など県内4カ所に設置する新型コロナワクチンの大規模接種会場で、12月12~14日に高校3年の生徒専用の接種日を設けると発表。前回接種から3カ月が経過した生徒が対象で計3000人分のワクチンを準備します。

 2022年11月16日(水)

🟪新型コロナ、沖縄県が独自で注意喚起へ 流行時に「拡大準備情報」を発出 

 沖縄県は19日、新型コロナウイルス感染症の流行が疑われる場合、県独自で「新型コロナ感染拡大準備情報」を発出すると発表しました。新型コロナについては、過去の感染データの蓄積が乏しいことなどから、国がインフルエンザのような注意報や警報の発令基準を設けていない一方、重症化する高齢者...