2022/11/18

🟧北海道、新たに8477人の新型コロナ感染確認 新たな変異ウイルス「BQ・1・1」初確認

 18日、北海道では新たに8477人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。1日の発表としては4日ぶりに9000人を下回りましたが、前の週の同じ曜日を566人上回って依然として高い水準が続き、18人の死亡が発表されました。

 拡大傾向が続く中、札幌市は、オミクロン型の新たな変異ウイルス「BQ・1・1」への感染が2例、初めて北海道で確認されたと発表しました。

 国は、この変異ウイルス「BQ・1・1」について、公式な見解を示していませんが、札幌市によりますと、ヨーロッパとアメリカで、感染が拡大しているということです。

 18日、北海道内で発表された新規感染者数は、道が4206人、札幌市が3248人、旭川市が509人、函館市が326人、小樽市が188人の合わせて8477人です。

 このうち道が発表した感染者数を医療機関の所在地別にみますと、胆振地方が569人、石狩地方が519人、空知地方が396人、オホーツク地方が382人、十勝地方が368人、釧路地方が235人、上川地方が168人、渡島地方が143人、後志地方が132人、桧山地方が55人、宗谷地方が52人、根室地方が48人、日高地方が46人、留萌地方が42人、それに道の陽性者登録センターが1051人です。

 また、これまでに感染が確認されていた人のうち、道が80歳代の男女3人、90歳代の男性2人、100歳以上の女性1人、年代・性別非公表の1人、札幌市が60歳代の女性1人、70歳代の男性2人、80歳代の男性2人、90歳代の男女4人、100歳以上の男性1人、函館市が年代・性別非公表の1人の死亡を発表し、道内で発表された死者数は合わせて18人となりました。

 18日時点の病床使用率は48・2%で1週間前から上昇しました。重症者向けは9・5%でした。

 これで北海道内の感染者数は札幌市の延べ42万2359人を含む延べ97万3645人となり、亡くなった人は2995人となりました。

 2022年11月18日(金)

🟧東京都青梅市、「BA・5」対応ワクチン接種後に70歳代男性が死亡と発表

 東京都青梅市は18日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、市内に住む70歳代男性がオミクロン型の派生型「BA・5」対応ワクチンを接種した直後に体調が急変し、死亡したと発表しました。接種は13日。基礎疾患があり、接種と死亡の因果関係は不明としています。

 青梅市によると、使用されたのはアメリカのファイザー製2価ワクチン。警察による解剖の結果、アナフィラキシー(重いアレルギー反応)を起こした可能性は低いとしています。

 男性は接種後に会場で待機中、「体に違和感がある」と訴えたため、看護師が車いすに乗せてベッドに案内しました。男性はベッドに着いて車いすから降りる際に意識がなくなり、現場の医師などが心臓マッサージや酸素吸入などを行った後、病院に救急搬送され救命措置がとられましたが、死亡が確認されたということです。接種は5回目でした。

 青梅市は今後、ワクチンの接種と死亡したことの関係や、現場での対応を詳しく調べることにしています。

 2022年11月18日(金)

🟧太平洋から北極海に年180億個のマイクロプラスチック流入 海洋生物への影響懸念

 プラスチックごみが劣化して壊れ、大きさ5ミリ以下となった「マイクロプラスチック」が、太平洋から北極海に年間約180億個流入しているとの観測に基づく推定を、海洋研究開発機構の池上隆仁副主任研究員らのチームが16日までに発表しました。重量換算で約420トンといいます。

 池上研究員は「一度流れ込むと回収は不可能。プラスチックごみを減らさなければ北極海を汚し続けることになる」としています。

 チームは2020年と2021年の夏から秋にかけて、ロシアとアメリカのアラスカ州の間にあり、太平洋から北極海への入り口となっているベーリング海峡などで調査。海洋地球研究船「みらい」から網を下ろし、海中のプラスチックを採取しました。

 ベーリング海峡では海水1立方キロ当たり平均約70万個が含まれ、太平洋側からの海水の平均流量をもとに年約180億個が北極海に流入していると推定しました。

 一方、太平洋側北極海のチュクチ海と呼ばれる海域では海水1立方キロ当たり平均約5236個が含まれ、全体で約33億個のマイクロプラスチックが存在すると見積もられることがわかりました。

 今回、チュクチ海で得られた推定値は、ベーリング海峡を通じて太平洋側から流入するマイクロプラスチック量に比べ、はるかに少なく、太平洋からチュクチ海に流入したマイクロプラスチックの大部分はチュクチ海の海水以外の場所(海氷や海底堆積物など)、あるいはボーフォート海など北極海の下流域に大量に蓄積されていることが示唆されました

 マイクロプラスチックは大きさが5ミリメートル以下のプラスチックで、もともと添加されたり、海水中を漂っている時に吸着したりした有害化学物質を含んでいます。このため、マイクロプラスチックを摂取した海洋生物に影響を及ぼすことが懸念されています。

 2022年11月18日(金)

2022/11/17

🟧17日、東京都の新型コロナ感染者9755人 前週から1786人増

 東京都は17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9755人確認したと発表しました。1日当たりの新規感染者は14日以来3日ぶりに1万人を下回ったものの、前週の同じ曜日(10日)と比べ1786人増え、13日連続で前週を上回りました。

 70歳代から90歳代の男女9人の死亡も発表されました。

 17日までの1週間の感染状況をみると、1日当たりの感染者数は8276・0人で、前週(6636・6人)の124・7%となりました。

 17日の新規感染者を年代別でみると、20歳代の1862人が最も多く、次いで40歳代1744人、30歳代1613人、50歳代1225人など。重症化しやすいとされる65歳以上は868人でした。

 感染拡大を受けて都が医療機関に病床の確保を要請したことから、病床使用率は33・4%(2426人/7262床)に下がりました。「人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日と変わらず22人でした。

 東京都の感染者の累計は、339万2228人となりました。

 2022年11月17日(木)

🟧中国、地域住民「全員対象」のPCR検査廃止の都市が増加 背景に財政悪化の指摘も

 新型コロナウイルスの感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策をとる中国で、感染者の洗い出しのため、地域住民全員を対象に行っていた定期的なPCR検査をやめる都市が増えています。背景には地方財政の悪化も指摘されています。

 河北省石家荘市では、公共交通機関やスーパーなどを利用する際に市民に求められていた72時間以内のPCR検査の陰性証明が14日から必要なくなりました。

 証明の必要がなくなった切っ掛けは、中国政府が11日に発表した新型コロナに関する新たな方針です。感染が発生していない地域については、新たに感染者が出ても感染源や経路が特定できていれば、市や区といった行政区の「全員を対象」にした検査は行わないと定めました。

 これを受け、石家荘市のほか、南部の広東省広州市や、東北部の遼寧省大連市など、市民全員を対象にした定期的なPCR検査を廃止すると発表する都市が、各地で相次いでいます。

 ただ、今回の方針について中国政府は、政策の「緩和」ではなく、あくまで「ゼロコロナ」政策を堅持すると強調しています。

 中国の証券系シンクタンクは、PCR検査には人件費など最大で年間約34兆円の費用がかかると試算。中国の国防予算(28・8兆円)を上回る規模で、地方政府には巨額の負担がのしかかっています。

 中国メディアによりますと、公衆衛生の専門家が「大規模なPCR検査は多くの地方の財政に大きな圧力をかけている」と話すなど、今回のPCR検査廃止の背景には地方政府の財政悪化を指摘する声も上がっています。

 2022年11月17日(木)

🟧東京都、新型コロナ警戒レベル引き上げ 約1カ月半ぶり上から2番目

 東京都は17日、新型コロナウイルスの感染状況を4段階で判断する警戒レベルを「感染が再拡大している」として上から2番目へと1段階引き上げました。上から2番目は10月6日以来、約1カ月半ぶり。都内の新規感染者数は15日に2カ月ぶりに1万人を上回るなど増加しており、警戒と対策強化を呼び掛けます。

 17日のモニタリング会議では、「(感染)第8波の入り口に差し掛かっているとも考えられる」との指摘も上がりました。都は感染状況の警戒レベルを引き上げた一方、医療提供体制の警戒レベルは「体制強化の準備が必要な状況である」として、下から2番目を維持しました。

 ただ、入院患者数は1週間前より435人多い2471人で、4週連続で増加しています。

 また、都は、新型コロナとインフルエンザの同時流行で患者数は最多で9万3000人になることを想定し、発熱外来のひっ迫を防ぐため、陽性者登録センターの1日の受け付けを8000人から約4万人に増やすことや、年末年始の診療や小児科の発熱診療を対象に協力金を支給すること、臨時のオンライン発熱診療センターを設置する方針などを明らかにしました。

 都内の新規感染者は15日から2日連続で1万人を超え、1週間平均も3週連続で増加しています。東京都の小池百合子知事は「この冬は季節性インフルエンザの同時流行も懸念されている」と述べ、「まさに今が、踏ん張りどころだ。ワクチンは唯一の攻めの手段で、一刻も早く接種するよう呼び掛けたい」と述べ、都民に協力を求めました。

 2022年11月17日(木)

🟧新型コロナ、全国で9万3005人感染確認 前週比1万4503人増

 厚生労働省は17日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに9万3005人確認されたと発表しました。前週の木曜日と比べて1万4503人増え、前週の同じ曜日より増えるのは13日連続です。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で23人、千葉県で7人、大阪府で7人、愛知県で7人、埼玉県で6人、広島県で6人、東京都で6人、栃木県で6人、福岡県で6人、新潟県で5人、福島県で5人、岐阜県で4人、岡山県で4人、島根県で4人、佐賀県で3人、山形県で3人、岩手県で3人、茨城県で3人、兵庫県で2人、奈良県で2人、宮城県で2人、山口県で2人、神奈川県で2人、群馬県で2人、長野県で2人、青森県で2人、三重県で1人、京都府で1人、山梨県で1人、愛媛県で1人、滋賀県で1人、熊本県で1人、石川県で1人、秋田県で1人、鳥取県で1人の合わせて133人、累計で4万7959人となっています。

 都道府県の新規感染者は、多い順に東京都9755人、北海道9536人、神奈川県6128人、愛知県5511人、埼玉県4990人、大阪府4126人、千葉県3472人、宮城県3194人、長野県3108人となっています。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、17日時点で258人となっています。重症者の数は、16日と比べて5人減りました。

 一方、厚生労働省は17日、大阪府内で新たに4126人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。新規感染者の数は前週木曜日と比べて約350人増え、4日連続で前週の同じ曜日を上回っています。新規感染者が4000人を超えるのは3日連続。

 これで、大阪府内の感染者の累計は222万8032人となりました。

 また、7人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6675人となっています。重症者は16日から変わらず26人。

 2022年11月17日(木)

🟪今年の日本の平均気温、近海の平均海面水温、統計史上最高の見通し  気象庁が発表

 気象庁は25日、2024年の日本の平均気温が統計のある1898年以降で最も高くなる見込みだと発表しました。11月末時点で平年(1991〜2020年の平均)を1・64度上回り、これまで最高だった昨年のプラス1・29度を上回ることが確実となりました。  日本近海の平均海面水温も1...