2022/12/16

🟧インフルエンザ患者数がじわりと増加 岩手県で流行入り、厚労省集計

 新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されているインフルエンザについて、全国の医療機関から12月11日までの1週間に報告された患者の数は全国で1238人でした。

 流行期入りの水準を大きく下回っていますが、患者数は前の週から増えており、専門家は引き続き注意を呼び掛けています。

 厚生労働省によりますと、12月11日までの1週間に全国およそ5000カ所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週より602人多い1238人でした。

 インフルエンザは、1医療機関当たりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、今の時点では0・25人と大きく下回っています。

 新型コロナウイルスが感染拡大して以降、一昨年と昨年はインフルエンザの感染が広がりませんでしたが、12月5日から11日までの1週間では43の都道府県で患者が報告され、1医療機関当たりの患者数は、岩手県が1・57人で、県は「流行が始まった」と発表しています。

 このほか、大阪府が0・65人、富山県が0・58人、東京都と熊本県が0・50人などとなっています。

 感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、「今週に入り、岩手で流行入りが発表されたほか、大阪や東京でも流行の兆候が見られ、コロナとの同時流行が現実的に起きるリスクが高まっている」と話しています。

 2022年12月16日(金)

🟧全国で新たに15万3602人が新型コロナに感染 前週比2万6000人増

 厚生労働省は16日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに15万3602人確認されたと発表しました。前週の金曜日より約2万6000人多く、11日連続で前週を上回りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で29人、東京都で21人、神奈川県で18人、愛知県で17人、大阪府で14人、埼玉県で12人、新潟県で10人、宮城県で9人、茨城県で8人、広島県で7人、福岡県で7人、群馬県で7人、岡山県で6人、青森県で6人、佐賀県で5人、兵庫県で5人、千葉県で5人、熊本県で5人、静岡県で5人、三重県で4人、和歌山県で4人、大分県で4人、岐阜県で4人、岩手県で4人、徳島県で4人、栃木県で4人、滋賀県で4人、秋田県で4人、京都府で3人、奈良県で3人、石川県で3人、福島県で3人、富山県で2人、山口県で2人、山形県で2人、愛媛県で2人、長崎県で2人、高知県で2人、宮崎県で1人、香川県で1人、鳥取県で1人の合わせて259人、累計で5万2823人となっています。

 都道府県別で最多の東京都は新たに1万6273人が確認されました。次いで神奈川県が1万61人、愛知県が9258人、大阪府が8725人、埼玉県が8333人、福岡県7497人、千葉県が7027人、兵庫県が6090人、北海道が5592人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、16日時点で491人となっています。重症者の数は、15日と比べて30人増えました。

 一方、厚生労働省は16日、大阪府内で新たに8725人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。直近1週間の感染者数は前の1週間と比べておよそ1・3倍で、感染拡大が続いています。これで、大阪府内の感染者の累計は239万8792人となりました。

 また、14人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6895人となっています。重症者は、15日より4人増えて46人です。

 2022年12月16日(金)

🟧東京都で1万6273人が新型コロナに感染 11日連続前週増

 東京都は16日、新型コロナウイルス感染者を新たに1万6273人確認したと発表しました。1週間前の金曜日より2717人多く、11日連続で前週の同じ曜日を上回りました。また、60歳代から90歳代の男女23人の死亡も発表しました。

 16日までの週平均の感染者数は1日当たり1万5191・0人で、前週(1万2467・1人)の121・8%でした。

 新規感染者を年代別にみると、最多は30歳代の3009人で、次いで20歳代2936人、40歳代2887人など。重症化しやすいとされる65歳以上は1404人でした。

 入院しているのは3909人で、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日から3人増えて33人でした。

 重症者用の病床使用率は前日と同じ23・5%、全体の病床使用率は1・2ポイント上がって53・4%でした。

 2022年12月16日(金)

🟧アメリカで新型コロナ後遺症による死者3544人 65歳以上が8割近く

 アメリカの疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスに感染した後に症状が長く続く、いわゆる「後遺症」に関連して、国内を中心に3500人余りが死亡したとする報告書をまとめました。

 新型コロナウイルス感染症の後遺症は、息苦しさやけん怠感、認知障害などの症状が長く続き、人によって数カ月以上続くケースも報告されています。

 この後遺症を巡ってアメリカのCDCは14日、後遺症に関連して死亡した人がどのくらいいるか、分析した報告書を公表しました。

 分析は、一昨年1月から今年6月までに、アメリカで新型コロナウイルス感染症で死亡した約102万人を対象に行われ、死亡診断書に後遺症を示す「ロング・コビッド」などの単語が含まれるものを調べました。

 その結果、全体の約0・3%に相当する3544人が新型コロナウイルス感染症の後遺症に関連して、死亡したと特定できたということです。

 年代では65歳以上が78・4%を占め、男性のほうが女性よりもわずかに多い傾向があったほか、時期でみると今年2月が最も多くなっていました。死亡した10人中8人近くが白人、1割程度が黒人だったといいます。

 CDCによりますと、こうした分析は初めてのことで、分析の結果は公衆衛生上の課題を正確に把握することにもつながるとしています。

 2022年12月16日(金)

2022/12/15

🟧東京都で1万7687人が新型コロナ感染 10日連続前週増

 東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1万7687人確認したと発表しました。1週間前の木曜日より3582人増え、前の週の同じ曜日を上回るのは10日連続です。30歳代~90歳代の21人の死亡も発表しました。

 新型コロナ対応を検討する同日の東京都のモニタリング会議では、このままのペースで感染者が増え続けると、1月11日には約3万人の新規感染者が予測されると報告されました。

 15日までの週平均の感染者数は1万4802・9人で、前週(1万2136・9人)の122・0%でした。

 新規感染者を年代別でみると、最多は20歳代の3232人、次いで30歳代の3128人、40歳代の3021人など。

 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日から7人増えて30人となりました。

 重症者用の病床使用率は14日から1・3ポイント上がって23・5%、全体の病床使用率は1・6ポイント上がって52・2%でした。

 モニタリング会議では、7週連続で週平均の感染者数が前週を上回ったと報告されました。出席者からは「(感染者増加は)寒さで換気が悪くなった影響が大きい。いろんな種類の変異型が同時にはやっていることもある」「医療機関は負荷が増大している」などの指摘がありました。

 年末年始の診療の報告もあり、都立病院12カ所は20日以降、1日当たり計1000人のコロナ患者を診察できる体制を整えたとしました。

 2022年12月15日(木)

🟧全国で新たに16万8491人、新型コロナに感染 277人死亡、461人重症

 新型コロナウイルスの国内感染者は15日、新たに16万8491人が確認されました。前週の同じ曜日(8日)より約3万5000人多く、10日連続で前週を上回りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、愛知県で28人、北海道で23人、東京都で23人、神奈川県で17人、大阪府で15人、長野県で13人、群馬県で11人、青森県で9人、宮城県で8人、岐阜県で8人、熊本県で8人、三重県で7人、兵庫県で7人、岩手県で7人、千葉県で6人、茨城県で6人、埼玉県で5人、福岡県で5人、秋田県で5人、京都府で4人、佐賀県で4人、山梨県で4人、岡山県で4人、広島県で4人、徳島県で4人、愛媛県で4人、栃木県で4人、滋賀県で4人、石川県で4人、香川県で4人、長崎県で3人、鳥取県で3人、和歌山県で2人、大分県で2人、奈良県で2人、宮崎県で2人、山口県で2人、静岡県で2人、山形県で1人、島根県で1人、高知県で1人、鹿児島県で1人の合わせて277人、累計で5万2564人となっています。

 都道府県別の新規感染者数は、東京都の1万7687人が最多。神奈川県の1万1040人、愛知県の9810人、大阪府の9586人、埼玉県の9142人、福岡県7809人、千葉県の7751人、兵庫県の6371人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、15日時点で461人となっています。重症者の数は、14日と比べて13人増えました。

 一方、厚生労働省は15日、大阪府内で新たに9586人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は239万67人となりました。

 また、15人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6881人となっています。重症者は、14日と変わらず42人です。

 2022年12月15日(木)

🟧新型コロナ感染者、10日間の療養期間後も半数近くに症状 発症1カ月後も5%に後遺症

 新型コロナウイルスに感染した人のうち、10日間の療養期間が終わった後も症状が残る人が半数近くに上り、20人に1人は発症から1カ月たっても後遺症とみられる症状を訴えていることが、大阪大学などの調査で明らかになりました。

 この調査は、新型コロナウイルスの後遺症の実態を把握しようと、大阪大学と大阪府豊中市などが、今年3月末までに感染した2万6880人の市民を対象に郵送とアプリで行ったもので、4047人(15・1%)から回答を得ました。

 それによりますと、回答した人の半数近くに当たる47・7%が、10日間の療養期間が終わった時点でも何らかの症状があったと答えました。

 また、発症から1カ月たっても何らかの後遺症があると訴えた人が、20人に1人に当たる5・2%、2カ月たっても後遺症があると訴えた人が、3・7%いました。

 発症から1カ月経過した時点で頻度が高かった症状としては、「日常生活の支障」や「脱毛」、「せき」という回答が多く寄せられました。

 後遺症は、感染した時の重症度が高かった人のほうが訴える割合が高く、ワクチンを接種した人では後遺症が少ない傾向もみられたということです。

 調査を解析した、感染症に詳しい大阪大学の忽那賢志(くつな さとし)教授(感染制御学)は「流行がオミクロン型に変わっても、少なくない方が後遺症に悩んでいる。時間がたてば落ち着くケースが多いが、後遺症に有効な治療薬は今のところないので、ワクチン接種や感染予防がより大事になってくる」と話しています。

 2022年12月15日(木)

🟧千葉県銚子市の鳥インフルエンザ陽性、41万羽を殺処分へ 今季2例目

 千葉県は12日、高病原性鳥インフルエンザの疑いがあった銚子市の養鶏場の採卵鶏について、遺伝子検査で陽性が判明したと発表しました。県は同日、自衛隊に災害派遣を要請しました。養鶏場で飼育されている約41万羽の殺処分や消毒などの防疫措置を進めます。今季、県内での鳥インフルエンザ発生...