2022/12/22

🟥8割近くが「今後もマスク着用の意向」 4割は感染対策以外で着用

 第一三共ヘルスケア(東京都中央区)が実施した「理想の肌に関する意識調査」で、マスクの着用ルールが緩和された場合のマスク着用について今後の意向を聞いたところ、8割近くの男女が「マスク着用の意向がある」と回答していたことが明らかになりました。

 また、約4割の男女が「感染対策以外の目的でマスクを着用」と回答するなど、新型コロナウイルス禍が続く中で「脱マスク」に向けた取り組みの難しさが浮き彫りになりました。

 同社では今年9月26~28日に、全国の20~60歳代の男女600人を対象に、インターネットで調査を実施しました。

 マスクの着用ルールが緩和された場合、外出時でのマスク着用について今後の意向を聞いたところ、47・7%が「毎日着用する」と回答。「週に1、2日程度着用する」「週3、4日程度着用する」「週に5、6日程度着用する」と回答した割合を加えると76・7%に上り、特に20歳代の女性では今後もマスクを継続して着用する意向が高くなりました。

 また、マスクについて「感染対策以外で着用している」と回答した割合が41・5%に達しました。

 理由を尋ねたところ、男性は「エチケットやマナーのため」(46・2%)と回答した割合が最多で、「髭を剃っていないことを隠すことができるため」と回答した割合が30・6%、「口臭を隠すことができるため」と回答した割合も19・4%に上りました。一方、女性は「化粧をしていないことを隠すことができるため」(60・3%)と回答した割合が最多で、「自分の素顔を隠すことができるため」と回答した割合も41・8%に上りました。

 2022年12月22日(木)

🟧加熱式たばこの誤飲事故、5年余りで112件 近年は金属片内蔵の商品も

 「加熱式たばこ」のスティックなどを、乳幼児が誤って飲み込む事故の報告が後を絶たないとして、国民生活センターは、乳幼児の手の届かない場所に保管することなど注意を呼び掛けています。

 国民生活センターによりますと、「加熱式たばこ」のスティックやカプセルを、6歳未満の乳幼児が誤って飲み込んで医療機関で手当てを受けたという報告が、2017年度から今年10月末までの5年余りで112件寄せられています。

 「加熱式たばこ」のスティックやカプセルには、たばこの葉っぱや、葉を加熱するための長さ約12ミリ、幅約4ミリの薄い金属片が内蔵されたタイプのものがあり、飲み込むと口や臓器を傷付けるケースもあるということです。

 具体的な事例としては、保護者が吸い終えてソファーに置いてあった「加熱式たばこ」のスティックを生後10カ月の男の子が飲み込み、ニコチン中毒とみられる激しい吐き気で医療機関を受診したケースや、生後7カ月の男の子が、こたつの上の灰皿にあった金属片入りのスティックを飲み込み、胃の粘膜が傷付けられたケースなどが報告されているということです。

 国民生活センターは、スティックやカプセルは乳幼児の手の届かない場所に保管することや、誤飲が疑われる場合、水分をとるとニコチンの吸収が速まる恐れがあるため、水や牛乳などを飲ませずにすぐに医療機関を受診することなど注意を呼び掛けています。

 2022年12月22日(木)

🟧中国、新型コロナ死者「ゼロ」と発表 死者の算定方法変更

 中国政府は21日、前日の新型コロナウイルス感染による死者は1人もいなかったと発表しました。新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、政府は18日に感染者2人が死亡したのに続き、19日も5人が死亡したとしています。

 しかし、政府は20日、集計方法を変更し、新型コロナ感染による呼吸不全が直接死因となった場合のみを同ウイルスの死者として算定するとしていました。従来は大勢の死者を出している諸外国と同様、新型コロナ感染者が何らかの病気で死亡した場合も新型コロナの死者としていました。

 北京大学第一医院の王貴強主任医師は国家衛生健康委員会の記者会見で、「現在では(新型コロナの)変異型であるオミクロン型に感染して死亡した場合、基礎疾患が原因であることが多い」と述べました。

 さらに、「高齢者には基礎疾患があり、新型コロナウイルス感染による呼吸不全が直接死因となる例はごくわずかだ」と付け加え、基礎疾患のある感染者が重症化して死亡した場合は新型コロナウイルスによる死者として数えていないことを示唆しました。

 20日の新規感染者は3049人でした。

 2022年12月21日(水)

🟧コロナ致死率、60〜70歳代は0・18% インフルの0・19%と大差なし、厚労省公表

 厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの重症化率や致死率の最新値を公表しました。2022年7~8月の感染者のうち、重症化した人の割合は60歳未満で0・01%、60~70歳代は0・26%、80歳以上が1・86%で、季節性インフルエンザとほぼ同水準でした。政府が検討する感染症法上の位置付け見直しの判断材料になります。

 厚労省が21日に開いた助言組織「アドバイザリーボード」の会合で示しました。インフルの重症化率は60歳未満が0・03%、60~70歳代は0・37%、80歳以上は2・17%でした。新型コロナの致死率は60~70歳代が0・18%、80歳以上が1・69%で、いずれもインフルの0・19%、1・73%と大きな差はありませんでした。

 新型コロナの重症化率は2021年7~10月には、60歳代で0・56%、60~70歳代で3・88%、80歳以上では10・21%と高くなっていました。オミクロン型への置き換わりや医療対応の改善などで低下したとみられる。

 新型コロナの重症化率は石川、茨城、広島の3県のデータを用いました。インフルは2017年9月~2020年8月の全国データをもとに算出しました。

 感染症法は新型コロナを「新型インフルエンザ等感染症」に分類していますが、政府はより低リスクな「5類」相当などに変更することを検討しています。

 専門家の中には、コロナの致死率などは過小評価の可能性があり、インフルとの単純比較では不十分で、コロナの感染力の高さや合併症、後遺症を加味してリスク評価する必要があるとの意見があります。厚労省は23日に開く感染症部会でも位置付け変更の議論を始めます。医療体制への影響が焦点になり、感染規模拡大による死者増にも留意します。

 2022年12月22日(木)

2022/12/21

🟧福岡県の新たな新型コロナ感染者、約4カ月ぶりに1万人超え 鳥取県で過去最多の1582人感染

 福岡県は21日、新たに1万1584人が新型コロナウイルスに感染し、14人が亡くなったと発表しました。感染者数が1万人を超えるのは8月26日以来で、約4カ月ぶり。1週間平均でみた病床使用率は6割を超えています。

 保健所の所管別の感染者は、福岡市3807人、北九州市1805人、久留米市740人、県4985人。陽性者登録事業が247人。

 新たなクラスター(感染者集団)は25件。このうち八女市の医療機関で患者27人と職員8人、久留米市の高齢者施設では利用者19人と職員9人が感染しました。

 一方、鳥取県は21日、過去最多となる1582人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。12月14日に発表された1365人を大きく上回り、一日に感染確認が発表された人数としては過去最多となりました。

 これで鳥取県内の感染確認は10万人を超え、10万144人となりました。

 地域別の新規感染者は、米子市など県西部での確認が720人、倉吉市など県中部が209人、鳥取市など県東部が653人。

 県が認定したクラスター(感染者集団)は、米子市の高齢者福祉施設2カ所と事業所、鳥取市の社会福祉施設、境港市の中浜小、西伯郡の高齢者福祉施設、日野郡の事業所、八頭郡の高齢者福祉施設、県東部の医療機関の9件だった。

 また、鳥取県は、新型コロナに感染し療養していた80歳代と90歳代の合わせて3人が死亡したと発表しました。鳥取県内で新型コロナの感染後に死亡した人は141人となりました。

 県内で入院している人は20日時点で163人で、重症の人はいません。病床の使用率は46・4%です。

 2022年12月21日(水)

🟧東京都、2万1186人の新型コロナ感染を確認 30歳代男性含む18人死亡

 東京都で21日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は、0歳から90歳以上までの2万1186人でした。前週の水曜日より2374人増えました。感染者が前週の同じ曜日を上回ったのは16日連続で、2日連続で2万人を上回りました。

 21日までの週平均の感染者数は1万6324・9人で、前週(1万4291・0人)の114・2%でした。

 21日の新規感染者を年代別にみると、30歳代の3862人が最多で、20歳代3734人、40歳代3616人など。重症化しやすいとされる65歳以上は1919人でした。

 3755人が入院していて、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日から2人減って42人でした。

 重症者用の病床使用率は3・7ポイント下がって24・5%、全体の病床使用率は0・7ポイント下がって51・9%になっています。

 21日は30歳代~90歳代の18人の死亡も発表されました。このうち30歳代の男性は一人暮らしで、出勤してこなかったため同僚が訪ねたところ倒れているのが見付かり、死亡確認後の検査で陽性が判明したといいます。

 2022年12月21日(水)

🟧全国の新たな新型コロナ感染者、4カ月ぶり20万人超 前週から1万6100人増

 厚生労働省によりますと、21日に発表した国内の新たな感染者は、空港の検疫などを含め20万6943人で、前週の同じ曜日より1万6100人多くなりました。国内の1日の感染者が20万人を超えるのは、約4カ月前の8月25日以来です。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で36人、東京都で20人、埼玉県で18人、大阪府で17人、福岡県で16人、兵庫県で15人、栃木県で13人、熊本県で13人、群馬県で11人、宮城県で9人、岐阜県で7人、大分県で6人、広島県で6人、神奈川県で6人、福島県で6人、静岡県で6人、京都府で5人、千葉県で5人、愛媛県で5人、滋賀県で5人、秋田県で5人、香川県で5人、三重県で4人、宮崎県で4人、富山県で4人、岩手県で4人、沖縄県で4人、茨城県で4人、青森県で4人、佐賀県で3人、和歌山県で3人、山口県で3人、岡山県で3人、島根県で3人、徳島県で3人、愛知県で3人、高知県で3人、奈良県で2人、山梨県で2人、長崎県で2人、石川県で1人、福井県で1人、鹿児島県で1人の合わせて296人、累計で5万4026人となっています。

 主な都道府県の新規感染者数は、北海道6275人、千葉県9144人、埼玉県1万989人、東京都2万1186人、神奈川県1万1833人、愛知県1万2894人、大阪府1万2225人、兵庫県8760人、福岡県1万1584人など。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、21日時点で530人となっています。重症者の数は、20日と比べて37人増えました。

 一方、厚生労働省は21日、大阪府内で新たに1万2225人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は244万3633人となりました。

 また、17人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6958人となっています。重症者は20日より5人多い51人です。

 2022年12月21日(水)

🟧東京女子医科大学の元理事長を背任容疑で逮捕、新校舎工事で1億1700万円不正支出 一部を私的流用か

 国内有数の私立医大、東京女子医科大学(東京都新宿区)の新校舎建設工事を巡り、同大に約1億1700万円を不正に支出させたとして、警視庁は13日、同大元理事長の岩本絹子容疑者(78)(江戸川区東葛西)を背任容疑で逮捕しました。同庁は、資金の一部を自身に還流させて私的に使ったとみて...