2023/05/04

🟧アメリカで高齢者向けRSウイルス感染症ワクチン承認 世界初、日本でも申請

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は3日、発熱やせきなど風邪に似た症状や肺炎を引き起こすRSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)感染症に対し、イギリスの製薬大手グラクソ・スミスクラインが開発したワクチンを承認したと発表しました。対象は60歳以上の高齢者。

 グラクソ・スミスクラインによると、高齢の世代を対象としたRSウイルス感染症ワクチンの承認は世界初。今年冬の流行シーズンに間に合うよう供給します。日本でも承認申請しています。

 FDAによると、約1万2500人がワクチンの接種を受けた臨床試験で、重い症状を防ぐ効果や発症を防ぐ効果が確認できたとしています。

 一方、接種を受けた中の10人に不整脈の一つ「心房細動」が確認されたということで、グラクソ・スミスクラインが今後、調査を続けるということです。

 FDAは「RSウイルス感染症は、心臓や肺に持病がある人や免疫が弱い高齢者にとって特にリスクが高い病気で、ワクチンの承認は命を脅かす病気を防ぐという観点から重要な成果だ」としています。

 アメリカ疾病対策センター(CDC)は6月にワクチン接種について議論する諮問委員会を開催する予定で、これを踏まえてCDCが推奨すれば接種を始められます。

 RSウイルス感染症ワクチンを巡る競争は、この一年で激化しました。グラクソ・スミスクライン以外にアメリカのファイザーやモデルナもFDA承認を目指しており、ファイザーも承認についての結果が5月中に出る見通しです。モデルナのポール・バートン最高医療責任者(CMO)はFDAの承認が下りるのは「2023年後半か2024年初頭を見込んでいる」と、1月に明らかにしていました。

 アメリカ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の推定によると、アメリカではRSウイルス感染症が原因で、年間に約1万4000人の65歳以上の高齢者が死亡しています。世界では毎年6400万人が感染し、死亡者は16万人に上ります。

 2023年5月4日(木)

🟧東京都で新たに994人感染 新型コロナ、前週より669人減

 厚生労働省は4日、東京都内で新たに994人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の木曜日より669人減りました。

 1週間平均の新規感染者数は、4日時点で1589・4人で、前の週に比べて111・9%。

 新規感染者994人を年代別でみると、0歳8人、1~4歳6人、5~9歳14人、10歳代87人、20歳代196人、30歳代194人、40歳代153人、50歳代160人、60~64歳57人、65~69歳31人、70歳代44人、80歳代36人、90歳以上8人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は119人でした。

 入院しているのは761人で、このうち人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、3日と同じ6人でした。

 重症者用の病床使用率は3日と変わらず5・7%、全体の病床使用率は0・1ポイント下がって15・1%となりました。

 一方、感染が確認された2人が死亡しました。

 東京都の累計は感染者438万1260人、死者8113人となりました。

 2023年5月4日(木)

🟧全国で新たに7343人感染 新型コロナ、前週より4500人減

 厚生労働省は4日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で7343人確認されたと発表しました。前週の木曜日より約4500人減りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、大阪府で3人、愛知県で3人、大分県で2人、愛媛県で2人、東京都で2人、山口県で1人、山梨県で1人、徳島県で1人、滋賀県で1人、石川県で1人、神奈川県で1人の合わせて18人、累計で7万4614人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で994人。次いで神奈川県の591人、大阪府の500人、北海道の474人、広島県の424人、兵庫県の357人、茨城県の249人、長野県の243人、埼玉県の236人、千葉県の234人、愛知県の221人、静岡県の207人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、4日時点で71人となっています。重症者の数は、3日と比べて変わりませんでした。

 一方、北海道は4日、道内で新たに474人が新型コロナウイルスに感染し、旭川市で1人が死亡したと発表しました。日別の新規感染者数は前週の木曜日より391人少なく、4日ぶりに前週の同じ曜日を下回りました。

 道内で発表された新規感染者数は、道が207人、札幌市が121人、函館市が101人、旭川市が33人、小樽市が12人の合わせて474人です。

 このうち道が発表した感染者数を医療機関の所在地別にみますと、釧路地方が35人、石狩地方が26人、渡島地方が16人、オホーツク地方が14人、胆振(いぶり)地方が13人、後志地方が11人、空知地方が7人、十勝地方が5人、日高地方が2人、根室地方が1人、それに道の陽性者登録センターが77人となっています。

 これで道内の感染者は、札幌市の延べ56万6388人を含む、延べ136万1102人となりました。亡くなった人は4606人となっています。

 2023年5月4日(木)

2023/05/03

🟧日本のコロナ関連の論文数、G7最低の世界14位 ワクチンや治療薬開発の遅れに影響か

 新型コロナウイルスの研究で、日本の研究者が2020年~今年4月に発表した論文の数は世界14位と、先進7カ国(G7)の中で最も少なかったことが、科学技術振興機構の辻真博フェローの調査で明らかになりました。アメリカやイギリスなどに比べて研究活動が低調だったことが、ワクチンや治療薬の開発の遅れにつながったとみられます。

 辻フェローが、国際的な科学論文の検索・分析が可能な学術出版大手エルゼビアのデータベースでコロナ関連の論文数を調べたところ、2020年~今年4月に世界で発表された約45万本中、日本から発表されたのは1万476本で、国・地域別のシェア(占有率)は2・28%と世界14位にとどまりました。

 国別で最も多かったのがアメリカの10万8393本(占有率23・64%)で、イギリスの4万3288本(同9・44%)、中国の4万1833本(同9・12%)が続きました。イタリア、ドイツ、フランスのほか、コロナの感染者数や死者数がより少なかったカナダも、日本の論文数を上回っていました。

 シェアの年別推移を分析すると、日本はコロナ禍初期の出遅れが顕著で、2020年は16位でした。その後、徐々に順位を上げ、2021年は15位、2022年は13位、今年1~4月は10位となったものの3%にとどまっています。

 一方、コロナ以外の医学分野の論文数を調べてみると、2020~2023年の日本の順位は、「がん」3位、「脳神経」5位、「免疫」6位と軒並み上位で、世界トップレベルを維持していました。

 日本のコロナ研究の低調ぶりについて、辻フェローは「日本はコロナ禍前、米欧のように感染症の脅威に直接さらされてこなかったため、感染症の研究者が少なく、研究環境も十分整備されていなかった」と話しています。

 5月8日には、新型コロナの感染症法上の分類が季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられます。しかし、辻フェローは「新興感染症による将来のパンデミックに備え、5類引き下げ後も感染症の研究は継続する必要がある」と訴えています。

 2023年5月3日(水)

🟧オスのマウスのiPS細胞で卵子作製、子供も誕生 大阪大など世界初

 オスのマウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から卵子を作り、別のマウスの精子と受精させて子供を誕生させることに、大阪大学の林克彦教授らの研究チームが成功しました。哺乳類のオスの細胞から卵子を作製したのは世界初で、絶滅が心配される動物の保全などに役立てたいとしています。

 研究成果の概要は2日までに、イギリスの科学誌「ネイチャー」に掲載されました。

 マウスや人の性別はXとYの性染色体の組み合わせで決まり、「XY」なら雄、「XX」なら雌になります。生殖遺伝学が専門の林教授らは、加齢によってY染色体が消え、X1本だけの細胞があることに着目。オスのマウスから作製したiPS細胞を数代にわたって培養し、Y染色体のない細胞を作った上で、特殊な化合物を使って「XX」の細胞を作り出しました。

 これを卵子に育てて別のオスの精子と体外受精させ、計630個をメスの子宮に移植。7匹の子供が誕生し、すべての子が成長することも確認できました。

 この技術を活用するとX染色体を増やすことが可能となり、林教授は「(女性のX染色体が欠けて発症する)ターナー症候群などの治療法開発に役立つのではないか」と説明しました。

 ただ、人の誕生に応用するには課題が多く、iPS細胞から人の卵子を作るには技術的に10年程度かかると見込まれるだけでなく、倫理的な議論が欠かせません。林教授は「技術の安全性を調べるのは我々の責任だが、どう使うかは社会に決めてもらうしかない」と話しています。

 研究チームでは、アフリカ中部に生息してきたものの、密漁や環境破壊によりケニアの施設で保護されているメス2頭しか生き残っていないキタシロサイのiPS細胞から卵子や精子のもとになる細胞を作る研究も進めていて、今回の成果を活用したいとしています。

 2023年5月3日(水)

🟧全国で新たに1万6631人感染 新型コロナ、前週比3400人増

 厚生労働省は3日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で1万6631人確認されたと発表しました。前週の水曜日より約3400人増えました。

 また、国内で感染して亡くなった人は、北海道で3人、埼玉県で2人、大阪府で2人、東京都で2人、神奈川県で2人、福島県で2人、茨城県で2人、静岡県で2人、三重県で1人、兵庫県で1人、和歌山県で1人、大分県で1人、富山県で1人、山形県で1人、岐阜県で1人、広島県で1人、愛媛県で1人、愛知県で1人の合わせて27人、累計で7万4596人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で2187人。次いで大阪府の1282人、北海道の1188人、神奈川県の975人、埼玉県の830人、愛知県の805人、千葉県の700人、兵庫県の659人、福岡県の650人、広島県の502人、長野県の439人、新潟県の432人と続きました。

 新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、3日時点で71人となっています。重症者の数は、2日と比べて7人増えました。

 一方、北海道は3日、道内で新たに1188人が新型コロナウイルスに感染し、死者はいなかったと発表。前週の水曜より167人多く、3日連続で前週の同じ曜日を上回りました。

 発表者別の感染者数は道立保健所管内が651人、札幌市が301人、旭川市が82人、函館市が129人、小樽市が25人。

 北海道内の感染者数は延べ136万628人となりました。死者は計4605人。

 2023年5月3日(水)

🟧東京都で新たに2187人感染 新型コロナ、3日連続で1週間前を上回る

 東京都は3日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに2187人確認したと発表しました。前週の同じ曜日から442人増え、3日連続で1週間前を上回りました。

 1週間平均の新規感染者数は、3日時点で1685・0人で、前の週に比べて121・2%。

 新規感染者2187人年代別でみると、0歳15人、1~4歳18人、5~9歳39人、10歳代215人、20歳代412人、30歳代344人、40歳代335人、50歳代351人、60~64歳145人、65~69歳69人、70歳代140人、80歳代76人、90歳以上28人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は313人でした。

 入院患者は764人で、病床使用率は15・2%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、2日より1人減って6人でした。

 一方、感染が確認された60歳代女性と80歳代男性の2人が死亡しました。

 東京都の累計は感染者438万266人、死者8111人となりました。

 2023年5月3日(水)

🟥広島で被爆した在外被爆者訴訟、国に賠償命じる判決 広島地裁

 広島で被爆した後に朝鮮半島へ移り住み、健康管理手当が受けられなかった在外被爆者の遺族が国に賠償を求め、請求権が消滅したかどうかが争われた裁判で、広島地方裁判所は、時効が成立するとした国の主張は権利の乱用だとして、国に賠償を命じる判決を言い渡した。  戦後、海外に移り住んだ在外...