全国の100歳以上の高齢者は、2023年から3000人近く増えて9万5000人あまりで、54年連続で過去最多となったことが、厚生労働省のまとめでわかりました。
厚労省が公表した9月1日時点の住民基本台帳を基にした国内に住む100歳以上の高齢者の数は、2023年から2980人増えて9万5119人で、1970年以降54年連続で、過去最多となりました。
性別でみると、女性が8万3958人で全体の88%あまりを占め、男性が1万1161人となっています。
国内の最高齢は1908年(明治41年)生まれの116歳で、兵庫県芦屋市に住む糸岡富子さんです。今年8月、ギネスワールドレコーズ(イギリス)から世界最高齢に認定されました。
また男性の最高齢は、1914年(大正3年)生まれの110歳で、静岡県磐田市に住む水野清隆さんです。
人口10万人当たりの100歳以上の人数は、全国平均で76・49人。都道府県別でみると、島根県が159・54人と12年連続で最も多く、次いで、高知県が154・20人、鹿児島県が130・73人でした。
一方、最も少なかったのは35年連続で埼玉県で45・81人、次いで愛知県が48・80人、千葉県が52・60人でした。
100歳以上の高齢者の数は1963年(昭和38年)には全国で153人でしたが、1981年(昭和56年)に1000人を超え、そして1998年(平成10年)に1万人を超えたということです。
今年度中に新たに100歳となる見込みの人は、9月1日時点で海外在住者や永住外国人を含めて4万7888人。前年度から781人増え、過去最多を更新しました。女性は4万900人、男性は6988人でした。
2024年9月17日(火)