慈恵病院は自宅などでの「孤立出産」を防ごうと、病院だけに身元を明かして出産する独自の「内密出産」の仕組みを、3年前に導入しました。
病院によりますと、今年5月、県外に住む20歳代の女性から「誰にも知られずに出産したい」という趣旨の相談のメールが病院に寄せられ、この女性が6月に来院後に仮名で赤ちゃんを出産したということです。
出産後、女性は運転免許証やマイナンバーカードのコピーを病院の新生児相談室長に渡してすでに退院し、赤ちゃんの今後の養育について特別養子縁組を希望し、書面も作成していたということです。
赤ちゃんは現在、県内の乳児院が一時的に保護しています。
今回の出産について、熊本市子ども政策課は「子供の戸籍について、法務局に相談しながら対応を進め、安心して暮らせる環境を検討していきたい」としています。
2022年7月22日(金)
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