2022/07/22

■北朝鮮の新たな発熱者140人 6月に中国から医療品など350万ドル以上輸入

 北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、新型コロナウイルス感染などが疑われる発熱患者が20日午後6時から21日午後6時までの1日で、新たに約 140人確認されたと報じました。前日から減少しました。

 4月末からの累積では約477万2000人で、うち99・99%の人は回復したとしています。死者の合計は11日に74人と伝えられました。

 一方、アメリカの政府系のラジオ自由アジア(RFA)は22日、中国の税関当局の統計として、北朝鮮が6月に中国から医療品やマスクの材料などを350万ドル(約4億8100万円)以上輸入したと報じました。北朝鮮の6月の中国からの輸入額1934万ドルの約20%に相当します。

 品目別では気管挿入型の人工呼吸器が36万ドル、マスク素材のポリエチレンとマスクの完成品が92万ドル、抗生剤が41万ドルなどでした。

 RFAによると、北朝鮮は5月には医療品などをほとんど輸入しませんでした。

 北朝鮮が6月、医療品以外に輸入した主な品目は小麦粉で、輸入額は288万5500ドルに達します。

 一方、北朝鮮が6月、中国に輸出した品目のうち、最も大きな割合を占めるのは電気エネルギーで、全体の75%に上る約188万4000ドルでした。


 2022年7月22日(金)

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