韓国では22日、新型コロナウイルスのオミクロン型の派生型「BA・2」の亜種「BA・2・75」(ケンタウルス)の感染者1人が仁川(インチョン)で追加で確認され、韓国国内のケンタウルス感染事例は計3人となりました。
仁川で追加で確認された感染者は海外旅行歴がない50歳代で、仁川で発生した最初の感染者との疫学的関連性はまだ確認されていない状況です。
疾病管理庁中央防疫対策本部はこの日、国内で「BA・2・75」の感染者1人が追加で確認され、現在、疫学調査を進めていると明らかにしました。
この感染者は3回目のワクチン接種を終えた仁川に住む50歳代で、18日に症状が表れ、19日に感染が確認されました。現在は在宅治療中で軽症といいます。
仁川で追加で「BA・2・75」の感染者が確認され、感染者は計3人となりました。これに先立ち14日に仁川で60歳代の感染者が確認され、21日にはインドから入国した30歳代の外国人の感染が確認されました。
この日の疾病管理庁中央防疫対策本部の説明を総合すると、「BA・2・75」は5月26日にインドで初めて発見され、それ以降、現在までにアメリカ、カナダ、ドイツ、オーストラリア、イギリスを含む10カ国で計119件の感染が確認されています。
アメリカのアーカンソー州立大学の研究によると、この3カ月間のインドにおける「BA・2・75」の拡散速度は「BA・5」の3・24倍。「BA・5」は変異発生前の新型コロナウイルスに比べて感染力が5倍以上であることが知られているものの、「BA・2・75」はそれよりはるかに強力な感染力を示しています。
世界保健機関(WHO)は去る7日(現地時間)、「BA・2・75」を「懸念される変異型における監視下の系統」に分類しましたが、これは感染力が強いか致命率が高いため、公衆保健に影響を及ぼす可能性が高い変異型であることを意味します。
2022年7月22日(金)
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