アメリカのバイオ医薬品企業モデルナは29日、新型コロナウイルスのオミクロン型変異ウイルスの新系統「BA・5」に対応した改良型ワクチン6600万回分をアメリカ政府へ供給することで合意したと発表しました。改良型ワクチンは現在、開発中で、秋以降の使用が想定されています。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は6月、ワクチンメーカーに対して「BA・5」を標的としたワクチンを開発するよう勧告していました。発表によると、アメリカ政府はモデルナに最大で17億4000万ドル(約2300億円)を支払います。また、最大2億3400万回分を追加購入するオプション契約も結びました。
アメリカ政府はこれまでにアメリカのファイザーとドイツのビオンテックとも、新たに1億500万回の改良型ワクチンを含むコロナワクチンを32億ドルで購入する契約で合意しており、追加接種(ブースター接種)向けに計1億7100万回のワクチンを確保したことになります。
アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、現時点で「BA・4」と「BA・5」の感染が国内感染者全体の90%超を占めています。
2022年7月31日(日)
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