2022/07/12

■北朝鮮、新たな発熱者900人余りで最少 防疫状況は「完全な安定局面」

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は12日、同国の新型コロナウイルス感染症流行を含む防疫の状況は「完全な安定局面に入った」と報じました。感染を疑う基準にしている発熱患者は、10日午後6時から11日午後6時までの24時間で新たに900人余り確認されたとしています。当局は、発熱患者数が新型コロナ感染確認前の水準になったとみているもようです。

 国家非常防疫司令部による発熱患者の確認数は40日連続して減少し、初めて1000人を下回った形です。4月末からの累積では、10日までに人口(約2588万人)の約18%に当たる476万7000人超に達しています。このうち99・9%は回復したとし、死者の合計は10日までに74人と伝えられています。


 こうした状況について「労働新聞」は、「党と国家の政策によって悪性伝染病の危機を最終的に解消できる確固とした展望が開けた」と伝え、感染を収束できる段階に入ったと報じています。


 一方で、韓国の通信社「聯合ニュース」は発熱による死者が少ないことなどを挙げて「北の統計を信頼するのは難しい」と伝えているほか、ワクチンの接種も進まない中、感染の抑え込みを疑問視する指摘が相次いでいます。


 2022年7月12日(火)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪新型コロナの新規感染者、1医療機関当たり1・40人に増加 沖縄県は「拡大準備情報」発表

 厚生労働省は4日、全国約3000の定点医療機関から6月23~29日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が5405人で、1医療機関当たり1・40人だったと発表しました。前週比1・40倍で、1人に達したのは2週連続。感染者は増加傾向にあります。  1医療機関当たり...