東アフリカのタンザニア政府は18日、原因不明の症状で3人が死亡したことについて、死因はドブネズミなどの保菌動物からうつるレプトスピラ症に感染したことによるものと発表しました。
当局は前週、死者3人を含む20人の患者が確認された南東部リンディ州に専門家から成る調査チームを派遣しました。現地を視察したウミー・ムワリム保健相は、レプトスピラ症は保菌動物の尿で汚染された水や食べ物を摂取することで感染すると説明。予防も治療も可能だとして、住民に冷静な対応を呼び掛けました。
症状は発熱、頭痛、倦怠(けんたい)感、鼻血など。ほとんどの患者は回復したものの、今も2人が隔離されているといいます。
いずれの患者もエボラ出血熱、マールブルグ病、新型コロナウイルス感染症の検査では陰性でした。
サミア・スルフ・ハッサン大統領は去る12日、リンディ州で確認された「奇病」は、環境破壊が進んで人と野生動物が接触する機会が増えたことも要因として考えられると指摘していました。
2022年7月19日(火)
0 件のコメント:
コメントを投稿