北朝鮮の朝鮮中央通信は4日、3日午後6時までの24時間に新型コロナウイルスの感染者とみられる新たな発熱者は確認されなかったと報じました。新たな発熱者がいなかったと報じるのは6日連続。同通信は7月30日、1日の発熱者が初めてゼロになったと伝えていました。
北朝鮮は5月12日に新型コロナの発生を認めました。同通信によると、4月末からの発熱者の累計は477万2813人で、このうち約477万2739人が完治したといいます。治療中の患者数には言及しておらず、患者はいないと推定されます。
北朝鮮は、新型コロナ感染が「終息段階」に入ったと評価する一方、新型コロナ変異型やサル痘、水系感染症などさまざまな感染症が広がる可能性に神経をとがらせている様子です。
同通信は「現在の防疫状況をより強固にし、新たな感染症の発生を徹底して防ぐための活動が全国的により積極化されている中、全般的な防疫事業に対する強い掌握力と指揮・統制力が一貫して維持されている」と報じました。
一方、韓国の中央防疫対策本部によると、4日0時基準で新型コロナウイルス感染者は10万7894人増えて累積2016万154人になりました。
前日(11万9922人)より1万2028人減ったものの、2日(11万1770人)から3日連続で10万人以上を維持。1週間前である7月28日(8万8361人)の1・22倍、2週間前である7月21日(7万1142人)の1・52倍です。7月は前週比で約2倍増加する状況が続いたものの、先週半ばからは増加ペースがやや鈍化しています。
この日、新規感染者の中で海外流入事例は435人で4日連続で400人以上と高い水準を維持しています。海外流入事例を除いた国内地域感染事例は10万7459人。
この日、重症・重篤患者数は310人で前日(284人)より26人増え、去る5月18日(313人)以降78日ぶりに300人台に上りました。1週間前である7月28日(196人)の1・58倍、2週間前である7月21日(107人)に比べては2・90倍です。
国家感染病気危機対応諮問委員である嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は今回の再流行の頂点が今週や来週の間に通過し、重症・重篤患者発生頂点は8月中旬ごろ300~400人で形成されると予想しました。
新型コロナ死亡者は34人で前日(26人)より8人増えました。年齢帯別にみると、80歳以上が18人で、70歳代6人、60歳代5人、50歳代3人、40歳代と30歳代それぞれ1人。累積死亡者は2万5144人、累積致命率は0・13%です。
2022年8月4日(木)
0 件のコメント:
コメントを投稿