北朝鮮の国営朝鮮中央通信は5日、同国での新型コロナウイルス感染について、7日間連続で発熱者は報告されず、患者も全員が完治したと報じました。
北朝鮮では新型ウイルスの検査体制が不十分で、当局は「コロナ感染者」ではなく「発熱患者」と表現しています。
朝鮮中央通信は「過去1週間に新たな発熱の症例は報告されず、各地で治療を受けていた人も全員が回復した」と伝えました。
北朝鮮政府は5月、初の新型コロナウイルスの流行が起きたと発表し、「最高レベルの緊急感染防止システム」を導入していました。
一方、韓国の中央防疫対策本部は5日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から11万2901人増え、累計2027万3011人になったと発表しました。
新規感染者は前日(10万7894人)より5007人多く、4日連続で10万人を超えました。通常は検査件数に応じて週の初めに感染者が増え、後半に減少する傾向を示しますが、この日は金曜日にもかかわらず前日より増加しました。1週間前(8万5298人)と比べると約1・3倍、2週間前(6万8595人)比では約1・6倍でした。
新規感染者数が前週比で約2倍増加する状況は7月末からやや緩和されたものの、前週比の増加率は今週に入り少しずつ上昇しています。
この日の新規感染者のうち海外からの入国者は497人で、5日連続で400人を超えました。市中感染者は11万2404人でした。
重症者数は320人と前日から10人増え、5月18日(313人)以来の高水準となりました。1週間前(234人)の約1・4倍、2週間前(130人)に比べると約2・5倍に増えました。
新たな死者は47人で、前日より13人多くなりました。死者の累計は2万5191人。致死率は0・12%。
2022年8月5日(金)
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