新型コロナウイルスに感染したかどうかを調べる抗原定性検査キットについて、厚生労働省は24日、スイス製薬大手ロシュ傘下で検査薬事業を手掛けるロシュ・ダイアグノスティックス(東京都港区)の製品を、インターネット販売も可能な一般用医薬品(OTC)として承認しました。国内でOTCとしてコロナ検査キットが承認されたのは初めて。
厚労省によると、ネット販売できるのは、実店舗を持つ薬局などに限られます。薬剤師がメールなどで使い方や注意点を説明し、購入者が理解したことを確認した上で販売します。
ロシュの検査キットは鼻の穴に綿棒を入れて、粘膜の表皮を採取して検査します。15分ほどで結果がわかります。陽性の場合、医療機関を受診します。
国が性能などを確認して「医療用」として承認され、薬局で販売していました。今回の承認により、医療用を扱えないドラッグストアでも、薬剤師の説明を対面で受ければ購入することができます。
ロシュは19日に承認の申請をしており、9月中旬の発売を目指しているといいます。
2022年8月27日(土)
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