白衣高血圧とは、病院や診療所で医師が測る外来血圧のほうがふだんの血圧より高くなって、軽い高血圧と診断されるレベルまで上昇してしまうことです。
白衣高血圧の人は、病院という非日常的な環境に緊張してしまうようです。緊張すれば、血管が収縮して、血圧が一時的に上がります。とりわけ、医師や看護士の白衣がきっかけになると考えられるので、白衣高血圧と呼ばれるのです。
病気ではなく一種の現象ですから、積極的に治療しなくても、脳卒中や心筋梗塞といった高血圧性臓器障害にはつながらないとされていますが、将来、本当の高血圧になりやすいとの報告もあります。減塩など生活習慣の見直しは、心掛けたほうがよいでしょう。
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