厚生労働省は5日、天然痘に似た感染症「サル痘」に、在日アメリカ軍横田基地(東京都福生市など)に所属するアメリカ軍関係者の20歳代男性が感染していることを確認したと発表しました。国内3例目。直近の海外渡航歴はなく、国内で感染した疑いのある初めてのケースとなります。
厚労省によると、男性は4日に基地内の病院を受診し、そのまま入院しました。5日、感染が判明したとアメリカ側から日本政府に連絡があったといいます。頭痛、身体の痛み、寒気、倦怠(けんたい)感、発疹などの症状があるといいます。現在の容体や国籍について、同省はプライバシーを理由に明らかにしていません。
男性は発症前、海外から日本を短期で訪問していた人と接触歴があったといいます。男性の濃厚接触者は調査中といいます。
サル痘は7月下旬に東京都内で2人の感染者が確認されました。いずれも海外渡航歴があり、海外で感染したとみられます。
国内では国立感染症研究所や地方衛生研究所でPCR検査を実施可能なほか、サル痘に効果が期待される天然痘のワクチンや治療薬の投与体制を整えています。
2022年8月7日(日)
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