厚生労働省の専門家部会は31日、新型コロナウイルスのオミクロン型で現在主流の系統「BA・5」に対応したアメリカのモデルナ製のワクチンについて、製造販売の承認を了承しました。厚労省は近く特例承認する構えで、11月中にも国内での接種が始まる見通しです。承認されれば、アメリカのファイザー製に続いて2例目となります。
了承されたのは、BA・5と従来型の両方に対応する成分を組み合わせた「2価ワクチン」。対象は、1、2回目の接種を終えた18歳以上で、前の接種からは3カ月以上の間隔を置きます。
今冬に懸念される新型コロナの「第8波」に備え、政府は、オミクロン型対応ワクチンについて、年内に希望者全員への接種完了を目指しています。
アメリカのファイザー製のBA・5対応ワクチンは、12歳以上が対象で、10月13日から各地で順次、公費で行う「臨時接種」が始まっています。モデルナ製のBA・5対応ワクチンも特例承認後、臨時接種に位置付けられる見込みです。
現在、モデルナ製のワクチンではオミクロン型の「BA・1」に対応したワクチンが自治体に配送されていますが、今後切り替えます。
2022年10月31日(月)
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