2022/10/07

🟧ウガンダのエボラ出血熱死者29人に 医療従事者4人も死亡

 東アフリカのウガンダで発生したエボラ出血熱で、世界保健機関(WHO)は5日、疑い例を含めた感染者が63人となり、うち29人が死亡したと発表しました。

 スイス・ジュネーブで記者会見したWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、隣国コンゴ民主共和国(旧ザイール)で最近起きたエボラ出血熱の発生ではワクチンにより感染拡大が抑制できたものの、同じワクチンはウガンダで発生した株のウイルスには効果がないと説明。これまでに10人の医療従事者が感染し、うち4人が死亡、4人が回復したと説明しました。

 テドロス事務局長によると、ウガンダ4県で発生が報告されており、WHOは同国政府の対策を支援しています。

 エボラ出血熱の最近の流行では、コンゴ民主共和国東部で2018年8月から2020年6月にかけて2200人以上が死亡した事例があります。

 今回のウガンダでの流行は2012年に広がった「スーダン株」と同じ系統のウイルス。この株に対しては既存のワクチンが十分に有効かどうかの検証がされていません。

 2022年10月6日(木)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟥COP30、合意文書採択し閉幕 脱化石燃料の工程表は見送り

 ブラジル北部ベレンで開かれた国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)は22日、温室効果ガス排出削減の加速を促す新たな対策などを盛り込んだ合意文書を採択し、閉幕した。争点となっていた「化石燃料からの脱却」の実現に向けたロードマップ(工程表)策定に関する直接的な記述...