東京都が27日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は3941人でした。前の週の同じ曜日から452人増えていて、5日連続で1週間前を上回りました。
東京都の直近1週間の感染者の平均は3372人で、前の週と比べて102・9%となっています。
新規感染者3941人のうち、710人は医療機関を受診せずに自主検査などで陽性と判明し、都の「陽性者登録センター」に登録した患者。
1377人が入院していて、そのうち重症者は14人でした。
重症者用の病床使用率は前日から0・5ポイント下がって7・1%、全体の病床使用率は前日から1・3ポイント上がって24・2%でした。
また、50歳代から90歳代の男女5人の死亡が確認されました。
都は27日、感染状況や医療提供体制について分析・評価するモニタリング会議を開き、4段階ある警戒レベルについて、いずれも上から3番目を維持しました。
会議では、新規感染者数の7日間平均は26日時点で3305人で、前の週より90人余り減っていることが報告され、専門家は横ばいで推移していると分析しました。
年代別にみると、24日までの1週間で65歳以上の新規感染者数は2008人で、2週連続で増えていると報告されました。
これについて、専門家は「高齢者は重症化リスクが高く入院期間も長期化するため引き続き注意が必要だ」として感染対策の徹底を呼び掛けました。
また、入院患者数は26日時点で1310人で、1週間前と比べて210人増えました。
専門家は、この冬に懸念されるインフルエンザとの同時流行を念頭に、「ワクチンの接種や解熱剤などの医薬品を多めに用意しておくことが必要だ」として、事前の備えを徹底するよう呼び掛けました。
2022年10月27日(木)
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