新型コロナウイルス対策でのマスク着用について、加藤勝信厚生労働相は11日の閣議後会見で「まずは今の考え方の周知を徹底していく」と述べ、屋外で距離が確保できればマスク着用の必要はない、などとする従来の政府ルールを続ける考えを強調しました。近いうちに新しい着用基準を示すことに否定的な考えを示した形です。
マスク着用を巡っては、岸田文雄首相が6日の参院本会議の代表質問で「引き続き、屋外では原則不要。科学的な知見に基づき、世界と歩調を合わせた取り組みを進めていく」と答弁。木原誠二官房副長官は7日の記者会見で、「マスク着用のルールを含めた感染対策の在り方について、屋外屋内問わず、全体を整理する」と述べました。
加藤厚労相は木原副長官の発言について、「新たな(ルールを示す)という言い方はされていないと思う」と言及。マスク着用については「いろいろな状況、海外の動向を踏まえながら、不断の見直しを図っていきたい」「今のマスク着用の考え方が、必ずしも政府が発信している話と、国民の皆さんとは、十分に共有できているとは言い難い状況。まずは周知徹底を図っていきたい」と述べた。
新型コロナの感染対策としてのマスクの着用について、政府は、屋外では原則不要、屋内でも2メートルを目安に周りとの距離がとれ、会話をほとんど行わない場合には必要ないなどとするルールを示しています。
2022年10月12日(水)
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