新型コロナウイルスのワクチン接種について、東京感染症対策センター(東京iCDC)が東京都民を対象に行ったアンケート調査で、1回も接種したことがなく、接種を強く躊躇(ちゅうちょ)している人は全体の約1割だったことがわかり、東京都の小池百合子知事は接種への協力を呼び掛けています。
東京感染症対策センターは、10月初め、20歳代から70歳代までの1000人を抽出して、新型コロナの感染対策への都民の意識などについて調べるため、インターネットでアンケート調査を行い、27日、都のモニタリング会議でその結果を示しました。
それによりますと、ワクチン接種の回数について、3回以上と回答したのは全体の72・6%、2回は12%、1回は0・3%で、1回も接種したことがなく、「おそらく接種しない」や「絶対に接種しない」と接種を強く躊躇している人は合わせて9・4%でした。
一方、1回目や2回目の接種を終えた人のうち、「3回目を接種しない」と回答したのは合わせて57・7%に上り、理由としては、「副反応がつらかったから」や、「効果に疑問があるから」などが挙げられました。
モニタリング会議の後、小池知事は「2回感染する人もいるなど医学的な情報を提供していくことが必要だ。接種してもらえる体制は整っているので、協力を呼び掛けていきたい」と述べました。
2022年10月27日(木)
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