中国では26日、新型コロナウイルスの感染者が4日連続で過去最多を更新しました。こうした中、上海市など各地で厳しい行動制限などを伴う「ゼロコロナ」政策に反対する抗議活動が起き、国民の不満が表面化しています。
中国政府によりますと、26日に確認された新型コロナウイルスの感染者は首都北京市で初めて4000人を超えるなど3万8172人(入国者除く、無症状含む)となり、4日連続で過去最多を更新しました。
このうち、最大の経済都市上海市では、厳しい行動制限などを伴う「ゼロコロナ」政策に反対する抗議活動が起きました。
インターネット上には、大勢の市民が「PCR検査はいらない」と一斉に声を上げる映像などが相次いで投稿されています。
中国では、11月24日に新疆ウイグル自治区のウルムチで11人が死亡した火事について、感染対策で逃げ道が封鎖され救助が遅れたという情報が広がりました。
ロイター通信が配信した映像には、ウルムチという名前がついた上海の通りに犠牲者を追悼する人たちが集まり、「立ち上がれ、奴隷になりたくない人々よ」という中国の国歌の一節が書かれた紙を持って抗議する様子が映っています。
このほか、北京市など各地で「ゼロコロナ」政策に反対する抗議活動が起き、国民の不満が表面化しています。
2022年11月27日(日)
0 件のコメント:
コメントを投稿