アメリカの製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックは3日、新型コロナウイルスとインフルエンザの両方に効果がある混合ワクチンについて、アメリカで初期の臨床試験を開始したと発表しました。混合ワクチンの開発はほかの製薬会社でも進められていて、1つのワクチンで対応できるようにすることで、より多くの人を感染症から守ることが狙いです。
混合ワクチンは、4つの異なるタイプのインフルエンザウイルスに対応するワクチンと、新型コロナウイルスのオミクロン型「BA・5」などに対応するワクチンを組み合わせたものです。
臨床試験では、18歳から64歳の健康な被験者180人を対象に、安全性や接種する最適な量、それにウイルスの働きを抑える中和抗体がどれくらいできるか、6カ月間にわたって調べるということです。
新型コロナとインフルエンザの混合ワクチンを巡っては、アメリカの製薬会社のモデルナやノババックスも開発に取り掛かっており、2023年中の実用化を目指しています。
2022年11月4日(金)
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