厚生労働省は28日、東京都内で新たに2万243人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の水曜日より943人減りました。感染者が前週の同じ曜日を下回るのは12月5日以来、23日ぶりです。
また、感染が確認された21人が死亡しました。
「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、27日より3人減って49人でした。
重症者用の病床使用率は1・6ポイント下がって31・6%、全体の病床使用率は0・7ポイント下がって54・7%となっています。
28日の東京都内の入院患者数は4184人で、流行「第7波」の8月下旬から4カ月ぶりに、4000人を上回りました。医療提供体制の警戒レベルは、最も深刻な「逼迫(ひっぱく)している」を維持しています。
東京都医師会の猪口正孝副会長は医療従事者の病欠も増えているとして、「受け入れ態勢の確保が困難になってきている」と危機感を示しました。
過去2年と比べて感染状況が非常に深刻な中で、年末年始を迎えることになります。東京都は、期間中に診療する医療機関を増やすとともに、感染防止策の徹底を都民に強く呼び掛けています。
2022年12月29日(木)
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