新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されている季節性インフルエンザについて、厚生労働省は全国的な流行期に入ったと発表しました。全国的な流行期に入るのは、新型コロナの感染拡大が起きて以降初めてです。
厚生労働省によりますと、12月25日までの1週間に全国約5000カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は前の週より3511人多い6103人でした。
インフルエンザは、1医療機関当たりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、現時点で「1・24人」となり、「1人」を上回って流行期に入ったとしています。
インフルエンザは一昨年から昨年のシーズンと、昨年から今年のシーズンは全国的な流行にはならず、流行期に入るのは新型コロナの感染拡大前の2019年11月以来。
厚労省は新型コロナとインフルエンザの同時流行の恐れがあるとして、インフルエンザワクチンの接種を検討するとともに、適切なマスクの着用や消毒、換気などの基本的な感染対策を徹底するよう呼び掛けています。
2022年12月28日(水)
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