東京都は8日、新型コロナウイルス感染者を新たに1万4104人確認したと発表しました。1週間前の木曜日より1772人増え、前週の同じ曜日を上回るのは3日連続です。50歳代から100歳以上の22人の死亡も発表しました。
8日までの週平均の感染者数は1日当たり1万2136・9人で、前週(1万2004・4人)の101・1%でした。
新規感染者を年代別にみると、最多は20歳代の2598人、次いで30歳代2534人、40歳代2406人と続きました。重症化しやすいとされる65歳以上は1215人でした。
入院しているのは3376人で、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日と同じ17人でした。
重症者用の病床使用率は7日から1ポイント上がって23・2%、全体の病床使用率は0・9ポイント上がって44・9%でした。
一方、新型コロナウイルスの感染状況について、東京都内の分析結果が公表され、専門家は新規感染者数が高い水準のまま推移しているとして、人との接触機会が増える年末年始に向けて感染が急拡大する可能性を指摘しました。
東京都は8日、都内での新型コロナの感染状況と医療提供体制について専門家によるモニタリング項目の分析結果を公表しました。
それによりますと、新規感染者数の7日間平均は、7日時点で1万1882人と、前週比で108%となり800人余り増えました。前週比が100%を上回るのは6週連続となります。また、入院患者数も3301人と前週比で235人増えました。
専門家は、4段階ある感染状況と医療提供体制の警戒レベルについて、いずれも上から2番目を維持した上で、「新規感染者数は高い水準のまま推移していて、年末年始に向けて人との接触機会が増えると感染が急拡大する可能性もあるため、今後の動向に十分な警戒が必要だ」と指摘しました。
2022年12月8日(木)
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