うつ病などの精神的な病気で昨年度に休職した公立学校の教員は5897人で、前の年度より13%余り増えて、過去最多となりました。5000人を上回るのは5年連続。文部科学省の担当者は、「コロナ禍での行事など、難しい判断が増えている影響も考えられる」としています。
文科省によりますと、昨年度に休職した公立学校の教員は、小学校で2937人、中学校で1415人、高校で742人、特別支援学校で772人などとなっていて、合わせて5897人で、前の年度より694人増えて、過去最多となりました。教員全体に占める割合は0・64%でした。
年代ごとにみると、30歳代が最も多くて1617人、次いで50歳代が1522人、40歳代が1478人などとなっています。
休職者とは別に、精神的な病気で有給休暇などを使って1カ月以上休んでいる教員も5047人おり、休職中の教員と合わせると1万944人に上り、初めて1万人を超えました。
世代別にみると、1カ月以上休んだ20歳代教員の同年代全体に占める割合は1・87%(前年度比0・44ポイント増)。30歳代は1・36%(同0・14ポイント増)、40歳代は1・27%(同0・15ポイント増)、50歳代以上は0・92%(同0・08ポイント増)で、年代が若いほど割合が高い傾向がみられました。
2022年12月26日(月)
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